悩みが相談できる窓口・サービス5選。相談できる内容・流れもご紹介。
何らかの悩みを抱えたとき、自分の悩みを誰かに相談したいと思う人もいるでしょう。しかし、自分の悩みに適した相談窓口はあるのか、どのような流れで相談すれば良いのかわからない場合もあるのではないでしょうか。そこで今回は、悩みの相談窓口で相談できる内容や悩み相談の流れを解説します。また、悩み相談ができる窓口・サービスも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
誰かに相談したいと感じる悩みの種類
誰かに相談したいと感じる悩みは、いくつかの種類に分類できます。
- 人間関係の悩み
- 夫婦関係・カップルの悩み
- LGBTに関する悩み
- いじめに関する悩み
- 子ども・親などの家族関係の悩み
- 仕事・キャリア・転職の悩み
- 望まない妊娠に関する悩み
このような悩みがある場合、一人で抱え込んでしまい、強い不安やモヤモヤを感じる方もいるのではないでしょうか。そのような場合には、悩みがより深刻化しないように第三者に助けを求めることも検討してみましょう。
第三者への具体的な相談の例
第三者に相談する際には、どのような悩みがあるのか、いくつか例を紹介します。
人間関係の悩みとしては、職場の同僚や上司と馬が合わない、信頼していた友人に裏切られたなどが挙げられます。
夫婦関係・カップルの悩みとしては、結婚してから夫婦としての会話が少なくなった、自分の気持ちが相手に伝わらないなどが挙げられます。また、望まない妊娠も、夫婦関係・カップルにおける悩みの1つです。
LGBTに関する悩みとしては、自身がLGBTかもしれない、周りにLGBTのことを打ち明けられる人が欲しいなどの悩みが挙げられます。
仕事やキャリア・転職の悩みとしては、現職の上司と馬が合わない、転職しても成功できるか分からないなどの悩みが挙げられます。また、パワハラやセクハラなどのハラスメント、違法労働などの悩みもあります。
このように、悩み相談で相談できる内容は幅広いです。続いては、これらの悩みを相談できる相談先を紹介します。
悩みの相談先
悩みの代表的な相談先は下記のとおりです。
- 家族・親族
- 信頼できる友人
- 上司・同僚
- 担任の教師
- 弁護士
このように、身近な存在である家族や友人から、専門的な観点から悩みを解決してくれる弁護士など、相談先は様々です。
悩み相談の流れ
悩み相談の際は、事前に相談したい内容と、どの窓口へ相談するのかを決めておくとスムーズです。
相談したい内容に関しては、事前に悩みや正直な気持ちをノートなどにまとめておくとスムーズに自分の悩みを伝えやすくなります。言葉にしてまとめておくことで、実際に相談するときに相談したい内容を確認しながら相談することができます。
相談窓口に関しては、後述する悩み相談ができる窓口・サービスの中から選ぶのも良いでしょう。
また、相談すべきかどうか深く考えすぎず、まずは連絡してみることも検討してみましょう。深く考えすぎるあまり、自身の中でより悩みが深刻化してしまったり、相談すること自体をためらってしまったりする恐れもあります。
カウンセリングサービスで相談できる悩みの例
カウンセリングサービスに相談することも1つの手段です。カウンセリングサービスでは、公認心理師や臨床心理士などの心理資格を持つカウンセラーが、学術的知識や相談経験をもとに、悩みの解決に導いてくれます。自分で悩みを解決できるきっかけを与えてくれます。そのようなカウンセリングサービスでは以下のような悩みが相談できます。
- 人間関係の悩み
- 夫婦関係・カップルの悩み
- LGBTに関する悩み
- いじめに関する悩み
- 子ども・親などの家族関係の悩み
上記の他、引きこもりや逃げ癖などについても、カウンセラーとの対話を通じて悩みの根本原因に気づけることがあります。一方で、違法労働など自身では解決できない悩みは、カウンセリングサービスではなく、違法労働や給与の不支給などを取り締まる労働基準監督署に相談することが必要な場合もあります。
悩み相談ができる窓口・サービス
ここからは、悩み相談ができる窓口・サービスを紹介します。
- Unlace(アンレース)
- よりそいホットライン
- いのち支える相談窓口
- 働く人の「こころの耳電話相談」
- にんしんSOS相談窓口
それぞれの特徴を順番に解説します。(以下、2021年9月13日時点の情報です。)
Unlace(アンレース)
Unlace(アンレース)は、精神科医や公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオで相談ができるカウンセリングアプリです。
Unlaceではカウンセリング前に相談内容を入力でき、その内容を元に複数のカウンセラーからオファーが届きます。その中から相談したいカウンセラーを選ぶことができるため、自分に合ったカウンセラーに相談することができます。
また、人間関係の悩み、漠然とした悩み、恋愛に関する悩みなど、様々な悩みを相談できることも特徴です。24時間いつでもカウンセラーにメッセージできるため、自身の生活スタイルに合わせて利用できます。また、メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。
Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。
よりそいホットライン
よりそいホットラインは、電話・FAX・チャット・SNSで悩みを相談できる窓口です。性別の違和感や同性愛に関する相談、DV・性暴力被害などに関する相談、ただ悩みを聞いてほしいときの相談など、様々なことを相談できます。
また、外国語での相談窓口が用意されていたり、全国どこからでも相談できることも特徴です。
いのち支える相談窓口
いのち支える相談窓口の公式サイトには、地方別の各自治体や、相談窓口が一覧で掲載されています。たとえば福島県の相談窓口一覧表には、子育てや仕事・引きこもりなどに関する悩みを相談できる窓口が、静岡県浜松市には主にこころの病気に関する相談窓口が掲載されています。
このように、自治体によって相談できる悩みが異なるため、まずはお住まいの地域でどのような悩みを相談できるのか確認してみてはいかがでしょうか。
働く人の「こころの耳電話相談」
働く人の「こころの耳電話相談」は、労働者やその家族、人事労務担当者の人に向けた相談窓口です。人事労務担当者はストレスチェック制度や過重労働による健康障害について相談でき、労働者やその家族はメンタルヘルス不調などの悩みを相談できます。
1回の相談時間は最大20分までで、土曜日・日曜日の10時~16時、月曜日・火曜日の17時~22時の時間に相談できます。
にんしんSOS相談窓口
にんしんSOS相談窓口では、妊娠を素直に喜べないような事情を抱えた人向けに、妊娠や子育てに関する正しい情報や、悩みを相談できる窓口が紹介されています。地域ごとに窓口が紹介されており、電話・メール・LINEなど、利用可能な相談方法も記載されています。
悩みの種類に応じた相談先を見つけましょう
具体的な悩みの例や、相談の流れについて解説しました。悩みの相談先としては、家族や友人などの身近な存在から、弁護士やカウンセラーのような専門家などと様々です。相談する際は、事前に相談したい内容をメモしたり、利用するサービスを決めたりしておくことで、スムーズに悩みを相談できるでしょう。
また、相談すべきかを深く考えすぎず、悩みの種類に応じた相談先へ思い切って相談してみることも1つの手段です。この記事で紹介した相談窓口への相談を検討してみてはいかがでしょうか。