悩みを相談できるネットサービス・窓口4選。悩み相談の種類・メリット・デメリットを解説。
自宅にいながら誰かに相談したいときや、自分の個人情報を明かしたくないときなどは、ネットで悩みを相談しようと考える人もいるでしょう。この記事では、ネットで悩み相談したいと思う状況の例やその際にどのような方法で相談できるのかを解説します。また、ネットで悩み相談をするメリット・デメリットや相談窓口も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ネットで相談する状況の例
まずは、どのような状況において、ネットを活用して相談する場合があるのかをご紹介します。
- 家から出るのも苦しい
- 周りの人に知られたくない
- 自分の個人情報を明かしたくない
それぞれの状況について順番に解説します。
家から出るのも苦しい
悩みを抱え込んで気分が沈んだり、気力が湧かないときは、家から出ることが億劫になることもあるのではないでしょうか。そのような時でも、ネットで相談する場合は、家から出る必要がありません。
周りの人に知られたくない
職場や仕事に関する相談・恋愛の相談など、どのような悩みであれ、自分が第三者に相談していることを知られることに抵抗がある方もいるでしょう。もし誰かに相談していることに気づかれた場合「色々と詮索されるかもしれない」と不安になることもあるかもしれません。
ネットでの相談は自宅等から行うことができるため、誰かに見られる可能性も低く、落ち着いた状態で相談しやすいでしょう。
自分の個人情報を明かしたくない
自分の悩みを相談する場合、個人情報や自分の容姿を明かすことに抵抗を感じ、対面での相談を躊躇ってしまうことがあるかもしれません。ネットでは匿名で相談できるサービスも多くあるため、個人情報を明かす必要がなく相談しやすいでしょう。
ネットを活用した悩みの相談方法
ここからは、ネットを活用した悩みの相談方法を解説します。
- メールでの相談
- チャットでの相談
- ビデオ形式での相談
- 掲示板での相談
それぞれの方法の特徴を順番に見ていきましょう。
メールでの相談
メールでの相談では、電話相談や対面での相談とは異なり、すぐに相手の質問等に答える必要がなく、時間をかけて返信を考えることができます。また、メッセージを送る時間や場所の制限がないため、スキマ時間で相談ができるのもメリットです。
一方で、場合によっては相談相手からの返信までに時間を要したり、、声や表情が伝わらないために自分の状況や意図が伝わりにくいといったデメリットもあります。有料でのメール相談の場合、料金相場は、メールの往復1回あたり2,500円程度です。
チャットでの相談
専用のチャットシステムなどを利用して相談する方法もあります。メール相談と同様に、スキマ時間で連絡することができ、同居人がいても相談していることや相談内容を知られにくいため安心して相談できます。
さらに、チャット形式であれば過去の相談内容が記録として残るため、いつでも内容を見返せます。
ビデオ形式の相談
ZoomやSkypeを用い、ビデオ形式で相談することもできます。。ビデオ形式での相談では、表情や声色も相手に伝わるため自分の感情をより伝えやすくなります。ただし、ビデオ形式の相談では会話の履歴は残らないことが多いため、後から相談内容を振り返ることは難しくなります。
また、同居人がいる場合は相談していることや相談内容を知られてしまう可能性もあるため、誰にも気づかれずに相談したい人は、相談する場所を慎重に選ぶ必要があります。
掲示板での相談
掲示板でも、悩みについて相談することができます。掲示板によって相談できる内容が異なりますが、仕事や恋愛、人間関係の悩みなど、様々な悩みを相談できます。匿名かつ無料で悩みを掲示板に投稿できるため、気軽に利用することができます。
ただし、どんな人が返信するかわからないことや攻撃的なコメントをされてしまう危険性もあるため、利用について慎重に検討したほうが良いでしょう。
ネットで悩み相談するメリット
ここでは、ネットで悩み相談をするメリットを解説します。
- 相手に顔を見せなくても相談できる
- 隙間時間に相談できる
- 相談していることを第三者に知られにくい
- 対面での相談と比較して安い料金で相談ができる
- 外出しなくても相談できる
ネットでの相談は自宅等で相談できるため、相談している姿や相談内容を知られずに相談することができます。
また、対面での有料の相談サービスと比較すると料金相場は安く、中には無料で相談できるサービスもあります。
ネットで悩み相談するデメリット
次に、ネットで悩み相談をするデメリットを解説します。
- 表情や声色が伝わりにくい
- ビデオ形式では会話内容の記録が残らないことがある
- ビデオ形式では会話できる場所が限られる
チャットやメール相談では、相談者とカウンセラーお互いの表情や声色が伝わらないため、相手に正しく相談したいことが伝わっているか不安に感じることがあるかもしれません。
ビデオ形式での相談では、ほとんどの場合会話の記録が残りません。また、相談していることや相談内容を聞かれないようにするために、相談場所を選んだり、同居人がいない時間帯に相談したりするなど、注意する必要があります。
これらのメリット・デメリットを踏まえ、自分に適した相談方法を選択するようにしましょう。
ネットで悩みが相談できるサービス・窓口
ここからは、ネットで悩みが相談できるサービスや窓口を紹介します。
- Unlace(アンレース)
- 特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
- 特定非営利活動法人 あなたのいばしょ
- cotree
それぞれの特徴を順番に解説します。
Unlace(アンレース)
Unlace(アンレース)は、精神科医や公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。カウンセリング前に入力した相談内容に応じて、最適なカウンセラーとマッチングしてカウンセリングを受けられるのが特徴です。
Unlaceは2週間プランから利用でき、プランの契約期間内であれば何度でもカウンセラーに連絡できることが特徴です。また、メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。
Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。
Unlaceでは、仕事や恋愛、人間関係の悩みなど、あらゆることについて相談できるため、まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。(※2022年7月10日時点での情報です。)
特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
特定非営利活動法人の東京メンタルヘルス・スクエアには、低価格でのカウンセリングや、無料の電話相談、SNS相談が用意されています。中でも、「こころのほっとライン」は、1回20分の無料電話相談を2回まで利用できるので、気軽に利用することができます。また、専門知識を持つカウンセラーに相談できます。
他にも、子育てに悩む人向けの窓口や、吃音に悩む人向けの窓口も用意されています。
特定非営利活動法人 あなたのいばしょ
特定非営利活動法人のあなたのいばしょでは、24時間365日いつでも、チャットを通じてカウンセラーに相談できます。年齢・性別問わず、匿名かつ無料で利用可能であり、最短5秒でカウンセラーが相談に応じてくれます。
また、いじめやDVなどの緊急性が高い問題を抱えている場合は、警察や児童相談所などの機関と連携して対応してくれる場合もあります。。
cotree
cotreeは、ビデオ・電話による「話すカウンセリング」と、テキストメッセージによる「書くカウンセリング」の2つが用意されているサービスです。話すカウンセリングでは、時間や場所を問わず、カウンセラーとの対話を通じて自分と向き合えます。書くカウンセリングでは、1日1回程度のカウンセラーとのやり取りを通じ、不安や悩みを伝えられます。
また、臨床心理士や心理カウンセラーなどの資格を持つカウンセラーが在籍しています。
ネット相談を活用して悩みを解決しよう
ネットでの悩み相談の方法や、それぞれのメリット・デメリット、相談先を紹介しました。ネット相談には、チャットやメールや掲示板などいくつかの種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。それぞれの特徴を踏まえ、自分に合った相談方法を選択しましょう。