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カウンセリングサービス

ハラスメントの相談窓口・サービス3選。相談先やハラスメントの種類もご紹介

2022.0131

セクハラやパワハラ、モラル・ハラスメントなどを受け、一刻も早く解決したいと思っているものの、誰にどのように相談すれば良いのか悩まれる人もいるのではないでしょうか。この記事では、ハラスメントの種類や、それぞれの相談先を紹介します。また、ハラスメントに関する悩みなどを相談できるサービスや窓口も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ハラスメントの相談

ハラスメントの種類

一口にハラスメントと言っても、下記のように様々なハラスメントあります。

  • セクシャル・ハラスメント
  • パワー・ハラスメント
  • モラル・ハラスメント
  • ジェンダー・ハラスメント
  • ドクター・ハラスメント

セクシャル・ハラスメント(セクハラ)とは、自身が傷つけられたと感じる性的な発言や行動のことです。相手が意図している・していないに関わらず、不快に感じた場合はセクハラとみなされます。パワー・ハラスメント(パワハラ)とは、職位の優位性を背景に、業務の範囲を超えた精神的な苦痛を与えることを言います。また、職場環境を悪化させる行為もパワハラの一種です。

モラル・ハラスメント(モラハラ)とは、言葉や行動・態度などによって相手の人格を傷つけたり、職場を辞めざるを得ない状況にまで追い込んだりすることです。肉体的に傷を負わせることもモラハラになります。

ジェンダー・ハラスメントとは、差別意識や、性に対する固定観念による嫌がらせのことです。また、女性または男性という理由のみで評価をすることもジェンダー・ハラスメントであり、これらは広義のセクシャル・ハラスメントだとされています。最後のドクター・ハラスメントは、医師や看護師などの医療従事者が、患者もしくは患者家族に対する心ない行動・発言のことを言います。

ハラスメントの種類ごとの相談先

ここからは、下記のハラスメントごとの相談先を紹介します。

  • セクハラ・パワハラ
  • モラル・ハラスメント
  • ジェンダー・ハラスメント
  • ドクター・ハラスメント

それぞれの相談先を順番に見ていきましょう。

セクハラ・パワハラ

セクハラやパワハラは、総合労働相談コーナーに相談することができます。総合労働相談コーナーとは、職場のトラブルや問題解決のための情報提供を行っている窓口であり、全国の労働基準監督署内や、労働局に設置されています。

解雇・雇止め・配置転換など、労働分野のあらゆる問題を相談することができ、予約不要かつ無料で利用できることが特徴です。

モラル・ハラスメント

モラル・ハラスメントは、配偶者暴力相談支援センターに相談することができます。配偶者暴力相談支援センターでは、相談を受け付けているだけでなく相談機関の紹介・カウンセリング、自立して生活することを促進するための情報提供や各種援助も行ってくれます。

また、被害者及び同伴者の緊急時における安全の確保、及び一時保護も行っているので、身の危険を感じたときは相談してみましょう。

ジェンダー・ハラスメント

ジェンダー・ハラスメントは、LGBT相談窓口に相談することができます。LGBT相談窓口は、同性愛に関する悩みや、周りにLGBTの仲間がいなくて困っているなど、LGBTに関する悩みや困りごとを相談できます。

自治体によってはLGBT相談窓口が用意されている場合もありますので、相談したい場合は一度問い合わせてみましょう。

ドクター・ハラスメント

ドクター・ハラスメントは、弁護士や専門の相談窓口に相談することができます。東京都福祉保健局には「患者の声相談窓口」が用意されており、電話でドクター・ハラスメントの悩みを相談できるようになっています。

また、カウンセラーに相談するという手段もあります。次の章では、カウンセリングサービスを活用するメリットなどを紹介します。

ハラスメントの悩みを相談するならカウンセリングサービスも検討しよう

ここまでハラスメントの相談先を解説してきましたが、ハラスメントに関する悩みがある場合、カウンセリングサービスも検討してみましょう。ここでは、カウンセリングサービスを活用するメリット、ハラスメント相談の流れをご説明します。

カウンセリングサービスの活用のメリット

カウンセラーは、相談者の悩みや気持ちを否定することなく話を聞いてくれるため、話を聞いてもらえることによる安心感が生まれます。また、カウンセラーは話を聞きながら客観的な視点で話を整理してくれるため、自分自身で悩みの根本原因に気づくきっかけになります。

根本原因に気づくことで、解決のための一歩を踏み出すことができたり、行動を変えるきっかけが生まれたりするでしょう。

ハラスメントの相談の流れ

ハラスメントの相談は、下記の流れに沿って進めましょう。

  • 相談したい内容をまとめる
  • 相談の趣旨を明確にする
  • 相談先を選ぶ

まずは、パワハラやセクハラ・ジェンダー・ハラスメントなど相談したい内容をまとめましょう。次に、ハラスメント自体を解決したいのか、悩みや不安を解消したいのかなど、相談の趣旨を明確にします。これは、相談の趣旨によって、カウンセリングサービスを利用するのか、特定専門機関を利用するのかなど、相談先が変わるためです。

次の章でハラスメントの相談ができるサービスや窓口を紹介しますので、相談先を選ぶ際にお役立てください。

ハラスメントに関する悩みを相談できる窓口・サービス

ハラスメントに関する悩みを相談できる窓口、サービスは下記のとおりです。

  • Unlace(アンレース)
  • cotree
  • 働く人の「こころの耳相談」

それぞれのサービスの特徴を順番に解説します。(以下、2021年9月13日時点の情報です。)

Unlace(アンレース)

Unlace(アンレース)

Unlace(アンレース)は、精神科医や公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオで相談ができるカウンセリングアプリです。オンラインでカウンセリングが完結するため、第三者に知られることなく相談することができます。

また、Unlaceは利用期間内であれば24時間365日いつでもカウンセラーに連絡することができます。メッセージプランの利用中であれば、であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。

Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。

セクハラ・パワハラ、その他のハラスメントなどあらゆる悩みを相談することができますので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

Unlace(アンレース)

 

cotree

cotree

cotreeは、「話す」カウンセリングと「書く」カウンセリングの2つが用意されているカウンセリングサービスです。話すカウセリングでは、ビデオ・電話でカウンセラーに相談でき、対話を通じて自分と向き合います。話すカウンセリングは、45分5,500円〜(税込)から利用ができます。

書くカウンセリングは、カウンセラーとのやり取りを通じて感情や抱えている悩みを打ち明けることができ、2週間8,800円〜(税込)から利用できます。

cotree

働く人の「こころの耳相談」

働く人の「こころの耳相談」

働く人の「こころの耳相談」では、こころの健康や生活・仕事に関することなど、それぞれの悩みの相談窓口を紹介しています。たとえば、違法労働や雇用に関する悩みを相談できる「総合労働相談コーナー」や、パワハラやセクハラの悩みを相談できる「ハラスメント悩み相談室」などが挙げられます。

また、各都道府県別に精神科や心療内科のある病院、診療所がまとめられています。

働く人の「こころの耳相談」

ハラスメントの悩みは早めに相談しましょう

ハラスメントの種類や、種類に応じた相談先について解説しました。ハラスメントは、セクハラやパワハラであれば総合労働相談コーナー、ドクター・ハラスメントであれば弁護士や専門家など、悩みによって適切な相談先へ相談しましょう。また、カウンセリングサービスの利用を検討するのもよいでしょう。

カウンセラーは否定することなく客観的な視点から話を聞いてくれるため、安心感が生まれたり、自身で悩みを解決するきっかけを得ることができます。まずは、この記事で紹介したUnlace(アンレース)などのサービスを気軽に利用してみてはいかがでしょうか。

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