カウンセリングにはどんな種類がある?手法・場所・療法・資格を紹介
世の中には「カウンセリング」と名の付くサービスがたくさんありますが、具体的なその違いや種類をご存知でしょうか?この記事ではカウンセリングの種類や受けられる場所、カウンセラーの資格などについて紹介します。どんなカウンセリングが自分に合うのか気になる人は、ぜひご覧ください。
目次
ネットで悩み相談をするよくある理由
まずは、ネットで悩みを相談したいと思う場合によくある理由を紹介します。
- 家から出るのも苦しい
- 万一にも周りの人に知られたくない
- 素性を明かしたくない
それぞれの理由を順番に解説します。
家から出るのも苦しい
1人で大きな悩みを抱え込んでしまったり、深く傷ついてしまったりした際は、家から一歩も出たくなくなる人は多いのではないでしょうか。ネットで相談する場合は、家から出る必要がありません。
万一にも周りの人に知られたくない
職場や仕事の相談・恋愛の相談など、どのような悩みであれ、自分が第三者に相談している瞬間を見られてしまうのは抵抗がある方も多いでしょう。もしかしたら、後日「何を相談していたの?」「何で悩んでいるの?」などと、望まない質問をされてしまうかもしれません。
ネットでの相談であれば、家から出ることもありませんし、ネット上で相談が完結するため、周りの人に見られてしまう危険性もありません。
素性を明かしたくない
対面で相談する場合は、顔や体の特徴、その他多くの情報が相手に知られてしまいます。一方で、メール相談やチャット相談などのネット相談であれば、こちらから相手に伝える情報は限られるため、本名を伝えたり顔を見せて相談したりする必要もありません。
ネットの悩み相談の種類
ここからは、ネットの悩み相談の種類を解説します。
- メール相談
- チャット相談
- オンライン面談形式の相談
- 掲示板での相談
それぞれの種類を順番に見ていきましょう。
メール相談
メール相談は、相談内容をメールで送り、返信を待つ相談方法です。メール相談は電話相談や対面での相談とは異なり、即相手の質問等に答える必要がないため、返信内容は時間をかけて考えることができます。また、隙間時間に相談内容を考えて相談できたり、周りの人に知られることなく相談できたりすることもメリットです。
一方で、返信のペースが遅かったり、声や表情を含めて相手に伝えたりすることができなかったりといったデメリットもあります。メール相談の料金相場は、メールの往復1回あたり2,500円程度です。
チャット相談
チャット相談は、専用のチャットシステムやツールなどを利用する相談方法です。メール相談と同じく、相談相手はカウンセラーであることが多いです。対面での相談と比較して料金が安く、予約や通院の必要はありません。また、隙間時間で連絡することもできますし、家に誰かがいても相談内容を聞かれてしまう心配もないため、安心して相談できます。
さらに、チャット形式であれば過去の相談内容が履歴として残るため、いつでも内容を見返せます。
オンライン面談形式の相談
オンラインで会話ができる、ZoomやSkypeを使用した相談方法です。通院の必要がなく、顔出しをするのであれば表情や声色を含めて相手に伝えられます。ただし、使用するツールによっては会話の履歴が残らず、後から相談内容を振り返ることはできません。
また、実家暮らしの人や同居人がいる場合は相談を聞かれてしまうこともあり、相談する場所を慎重に選ぶ必要があります。
掲示板での相談
掲示板でも、様々な悩みを相談できます。掲示板によって相談できる内容が異なりますが、基本的に仕事や恋愛、人間関係の悩みなど、あらゆる悩みを相談できます。匿名かつ無料で掲示板に投稿でき、その投稿を見たユーザーからの返信速度が速いことがメリットです。
ただし、ユーザーの多くは素人であり、ときには「意志が弱いだけ」など攻撃的なコメントをされてしまう危険性もあるため、利用するかどうかは慎重に検討したほうが良いでしょう。
ネットで悩み相談するメリット
ここでは、ネットで悩み相談をするメリットを解説します。
- 相手に顔を見せなくても相談できる
- 隙間時間に相談できる
- 家に誰かが居ても見られてしまう可能性が低い
- 対面と比較して料金が安い
- 予約や通院の必要がない
ネット相談で相談する際によく挙げられる悩みとして、家から出ることも苦しい、万一にも人に見られたくないなどの悩みがありますが、ネットでの相談であれば自宅から出る必要もなく、メールやチャットで相談が完結します。自宅から一歩も出ることなく自分のペースで連絡できる上に、相談している姿を他の誰かに見られることがほとんどありません。
また、予約や通院の必要もなく、相手に顔を見せなくても相談できるメリットがあります。
ネットで悩み相談するデメリット
次に、ネットで悩み相談をするデメリットを解説します。
- 表情や声色を伝えることができない
- 方法によっては会話内容の記録が残らないことがある
- 方法によっては会話できる場所が限られる
チャットやメール相談では、相談者とカウンセラーのお互いが表情や声色を伝えられないため、相手に正しく悩みを伝えられているか不安に感じることがあるかもしれません。このような事態を防ぐには、事前に相談内容を整理し、相談の途中で相手に正しく伝わっているか確認することが重要です。
面談形式の相談方法では、使用するツールによっては会話の記録が残りません。また、会話の内容や相談している瞬間を誰かに見られてしまう可能性もあります。
これらのデメリットを踏まえると、チャット形式での相談方法が最もおすすめです。チャットでの相談であれば、家に他の誰かがいても安心して使え、なおかつ相談履歴が残るため、後から振り返りたいときにいつでも内容を確認できます。
ネットで悩み相談ができるサービス・窓口
ここからは、ネットで悩み相談ができるサービスや窓口を紹介します。
- Unlace(アンレース)
- 特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
- 特定非営利活動法人 あなたのいばしょ
- cotree
それぞれの特徴を順番に解説します。
Unlace(アンレース)
Unlace(アンレース)は、公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。Unlaceではカウンセリング前に相談内容を入力でき、その内容を元に複数のカウンセラーからオファーが届きます。その中から相談したいカウンセラーを選ぶことができるため、自分に合ったカウンセラーに相談することができます。
Unlaceは2週間から利用でき、プランの契約期間内であれば何度でもカウンセラーにメッセージを送れることが特徴です。また、メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。
Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。
仕事や恋愛、人間関係の悩みなど、あらゆることについて相談できるため、どのような悩みでもまずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。(※2023年8月1日時点での情報です。)
特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
特定非営利活動法人の東京メンタルヘルス・スクエアには、低価格でのカウンセリングや、無料の電話相談、SNS相談が用意されています。中でも、どのような人でも気軽に利用できる「こころのほっとライン」は、1回20分の無料電話相談を2回まで利用できます。こころのほっとラインでは、専門知識を持つカウンセラーに相談可能です。
また、他にも子育てに悩む人向けの窓口や、吃音に悩む人向けの窓口も用意されています。
特定非営利活動法人 あなたのいばしょ
特定非営利活動法人のあなたのいばしょでは、24時間365日いつでも、チャットを通じてカウンセラーに相談できます。こちらは年齢・性別問わず、どのような人でも匿名かつ無料で利用可能で、最短5秒でカウンセラーが相談に応じてくれます。
また、いじめやDVなどの緊急性が高い問題を抱えている場合は、警察や児童相談所などの機関と連携して対応してくれることも特徴です。
cotree
cotreeは、ビデオ・電話による「話すカウンセリング」と、テキストメッセージによる「書くカウンセリング」の2つが用意されているサービスです。話すカウンセリングでは、時間や場所を問わず、カウンセラーとの対話を通じて自分と向き合えます。書くカウンセリングでは、1日1回程度のカウンセラーとのやり取りを通じ、感情や不安を吐き出せます。
また、臨床心理士や心理カウンセラーなどの資格を持つカウンセラーが在籍しています。
ネット相談で悩みを解決しよう
ネットでの悩み相談の種類や、それぞれのメリット・デメリット、相談先の窓口を紹介しました。ネット相談には、チャットやメール・掲示板などのいくつかの種類があり、メリット・デメリットが異なります。それぞれを踏まえると、第三者に相談していることがバレてしまう危険性がなく、後からいつでも内容を振り返ることができるチャット相談がおすすめです。
まずは、この記事で紹介したUnlace(アンレース)を利用し、カウンセラーに相談したい悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。