カウンセリングがお金の無駄に感じるのはなぜ?効果を感じる受け方についても紹介
カウンセリングを受けて良かったと感じる人もいれば、お金の無駄だったと感じた人もいるでしょう。この記事では、カウンセリングに対してお金の無駄だと感じてしまう要因や、どのようにカウンセリングに臨めば効果を感じられるのかについて解説します。カウンセリングを受けるかどうか迷ったときの判断ポイントについても紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
カウンセリングはお金の無駄と感じる理由
カウンセリングを受けてお金の無駄だと感じる人は、次のいずれかに該当している人が多いのではないでしょうか?
- 効果をすぐに感じられなかった
- 症状の悪化を感じた
- 相談にお金をかける価値がないと考えている
それぞれどのような状態なのか、具体的に見ていきましょう。
効果をすぐに感じられなかった
「カウンセリングを受けたけれど、すぐに気持ちが晴れなかった」という理由で、カウンセリングは効果なしと判断してしまう人もいます。カウンセリングに即効性を期待していた場合は、お金を払うのが無駄だったと感じるでしょう。
また、カウンセリングを受けるために交通費がかかっている場合は、すぐに効果を感じられないと「何度も通うことになると往復の交通費がかさむ」と不安に思い、お金の無駄と判断しやすくなりやすいです。
症状の悪化を感じた
カウンセリングを受けた後に、受ける前よりも気分が落ち込んでしまうことがあります。カウンセリングで辛い気持ちや悩みを話すことで、苦しかったことが克明に思い出されて余計に辛くなってしまうケースです。
また、人によってはカウンセラーの話し方に傷ついてしまうこともあるかもしれません。「カウンセラーに突き放すような言い方をされた」「適当に相づちを打っているみたいで、信用できないように思える」と感じる人もいるでしょう。
このように症状の悪化を感じたり、不快な経験をしたりしたときは、カウンセリングはお金の無駄だったと感じやすくなります。
相談にお金をかける価値がないと考えている
友人や家族に対してであれば、お金をかけずに悩みや不安を相談できます。わざわざお金をかけてカウンセラーに相談するという行為自体に価値を見いだせない人もいるでしょう。
カウンセリングを無駄にしないために気をつけること
お金を払ってカウンセリングを受けるならば、価値を感じたいものです。カウンセリングを無駄にしないためにも、次の5つのポイントに注意しましょう。
- 即効性を期待しない
- うまく話そうとしない
- 今後の見通しについて確認する
- 自分に合ったカウンセリング形式を選ぶ
- 悩みや目的に合ったカウンセラーを選ぶ
それぞれのポイントについて、具体的に見ていきましょう。
関連記事:カウンセリングとは。効果・目的・受けられる場所・注意点を詳しく解説
即効性を期待しない
カウンセリングでは、カウンセラーと対話を重ねながら利用者自身が気持ちを整理し、不安への対処法を見つけていきます。「1回の相談で悩みが解消されるわけではない」「少しの時間カウンセラーと話したとしても、すぐに解決法は見つかるとは限らない」ことを理解して、カウンセリングに臨みましょう。
カウンセリングに即効性がないことを理解すると、カウンセラーとの一つひとつの会話がより意味のあるものに感じられるでしょう。「カウンセリングとは回数を重ねることで効果を発揮するものだ」という認識でいると、たとえ1回で何かを得られなくても、お金の無駄とは感じにくくなります。決して慌てず、ゆっくりとカウンセラーと一緒に自分自身に向き合いましょう。
うまく話そうとしない
カウンセリングとは、カウンセラーを通して自分自身で不安解決の方法に気付くことを目的にしたものです。自分で不安解決の方法に気付くためには、カウンセラーに対して素直に話すことが必要になります。例えば次のような考え方はカウンセリングの際に気にしなくても大丈夫です。
- こんな話をしたら、カウンセラーに嫌な人間だと思われるのではないだろうか
- 本音で話すのは怖い
- カウンセラーに良い人間・賢い人間と思われたい
- カウンセラーには順序立てて悩みを話をすべき
カウンセラーには守秘義務がありますので、利用者がどんなに理不尽なことやプライバシーに関わることを話しても、外部に伝えることはありません。また、利用者が話した内容によって態度を変えることもありません。カウンセラーにうまく話そうと思うのではなく、素直に話すように意識することで、カウンセリングの価値を感じやすくなるでしょう。
今後の見通しについて確認する
悩み事によってはカウンセリングに何度も通うことが必要になることもあるため、お金がかかることもあります。しかし、想定以上の回数のカウンセリングが必要となると、お金が気になり、効果を感じる前にカウンセリングを受けることを止めたいと感じるかもしれません。
お金の不安を軽減するためにも、初回時には、今後どの程度のカウンセリングが必要なのかをカウンセラーに尋ねておきましょう。総額の見通しが立つと、安心して受けやすくなるでしょう。
自分に合ったカウンセリング形式を選ぶ
カウンセリングの方法が自分に合っていないときは、価値を感じにくくなることがあるでしょう。例えば、人と会うことが苦手な人にとっては、カウンセラーと対面で会話をするカウンセリングそのものが苦痛になることもあるでしょう。
そのような場合には、電話やチャット、メールなどのオンラインによるカウンセリングの利用も検討してみましょう。自分に合ったカウンセリング形式を選ぶことで、悩みを話しやすくなり効果も感じられるでしょう。
悩みや目的に合ったカウンセラーを選ぶ
カウンセラーの発言が的外れであったり、悩みを理解してもらえていないと感じたりするときも、カウンセリングがお金の無駄と感じるでしょう。そのようなケースでは、相性や、カウンセラーの専門性と利用者の悩み・目的が合っていない可能性が考えられます。カウンセリングを始める前にカウンセラーの専門分野について調べ、自分の悩みに合うカウンセラーを選びましょう。
チャットカウンセリングの「Unlace(アンレース)」は比較的安価で相談可能
Unlace(アンレース)は、公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。オンラインで利用できるので、対面で話すことが苦手な人やカウンセリングルームまで出かける時間が取れない人も利用しやすいでしょう。
Unlaceは定額制で使い放題のサービスなので、契約期間内ならば料金を気にせず何度もカウンセラーにメッセージを送ることができます。カウンセリングの料金が気になる人にも、使いやすいサービスでしょう。
また、Unlaceではカウンセリング前に相談内容を入力でき、その内容を元に複数のカウンセラーからオファーが届きます。その中から相談したいカウンセラーを選ぶことができるため、自分に合ったカウンセラーに相談することができます。そのため「相談内容に合わないカウンセラーを紹介されたらどうしよう」と不安に感じている人にも利用しやすいサービスです。
また、メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。
Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。(※2023年8月1日時点での情報です。)
カウンセリングを受けるべきか迷った時の判断ポイント
カウンセリングを受けるべきか迷った時は、次のポイントに該当するものがないかチェックしてみましょう。
- いつも気持ちが張り詰め、神経質になっていると感じる
- 不安が強く、前向きな気持ちを持ちにくい
- 他の人を見ると、幸せでうらやましいように感じる
- つまらないことを心配し過ぎる
- 自分に自信が持てない
- 失敗すると長い間落ち込んでしまう
いずれかに該当する人は、カウンセリングが必要な可能性があります。辛い気持ちや心にひっかかった事をカウンセラーに話してみることも一つの手段です。
カウンセリングを理解して効果的に活用しましょう
カウンセリングは必ずしも即効性があるものではないことや、カウンセリングの過程で辛い体験を話すことで症状が悪化することもあるということを理解しておけば、お金の無駄のように感じにくいかもしれません。また、自分に合う形式やカウンセラーを選ぶことで、カウンセリングの価値を実感しやすくなるでしょう。カウンセリングに対する理解を深め、効果的に活用しましょう。