カウンセリングとは

カウンセリングの方法にはどんなものがある?具体的手法について解説

2021.0629

カウンセリングとは、カウンセラーを通して利用者自身が自発的に行動や考え方を変えていくことで、不安や悩みを解決へ導くプロセスです。その方法は様々で、自分に合った適切な方法を選択することが大切です。この記事ではカウンセリングの具体的な方法について説明していきます。どんなカウンセリングが必要か迷っている人は、ぜひご覧ください。

相談する女性のイメージ

カウンセリングの基本姿勢と具体的技法

カウンセリングとは、カウンセラーのサポートを受けて利用者自身が悩みの本質や対処法に気付くことで不安や悩みを解決するプロセスです。カウンセラーはどのような基本姿勢でカウンセリングに臨むのか、また、利用者が悩みの本質や対処法に気付くためにどのような声を掛けているるのかを見ていきましょう。

基本姿勢

カウンセリングでは、カウンセラーは原則的に傾聴の姿勢を保ちます。利用者の話の腰を折ったり、「それは違うのではないですか?」と否定したりはしません。相づちを打ったり、要所要所で利用者の言葉を確認したり、話をまとめたりしながら、利用者が心地よく話を進めていけるようにします。

また、利用者が黙っているときは、カウンセラーは黙っている意味を考え、静かに見守ったり、場合によっては次の言葉を継ぎやすくなる問いかけをしたりします。カウンセラーの声掛けは、いずれも、利用者が自分の考えを整理し、正直な思いを言葉にできるために行います。

質問例

利用者が言葉に詰まったときは、カウンセラーは利用者が話しやすくなるような何らかの質問をします。例えば以下のような質問を投げかけて、利用者が話を進められるようにサポートします。

  • 何に困っているのか、もう少し教えてくれませんか?
  • 不安や悩みのきっかけに心当たりはありますか?
  • XXには特別な理由があるのでしょうか。差し支えなければ話していただけますか?

答えることが難しいときは、黙っていても問題はありません。

質問の方法

カウンセリングにおいて、カウンセラーは利用者にオープンクエスチョン(「はい」や「いいえ」では答えられない質問)を投げかけます。「はい」や「いいえ」で答えられないため、利用者はそのときの自分の感情や現在の思いを整理し、自分の言葉で表現しやすくなるでしょう。

また、カウンセラーは利用者の話す内容を遮らないことと、利用者が不快な思いをしないように気を配ります。例えば「なぜパートナーに強い口調で話してしまったのですか?」というように「なぜ」という言葉を使うと、利用者の言動をとがめているような印象を与えるかもしれません。「パートナーに強い口調で話したのですね。そのとき、どのように感じたからだと思われますか?」というように質問の仕方を工夫して、利用者の気持ちを傷つけないように配慮します。

カウンセリングにはどんな方法がある?

カウンセリングは、基本的には利用者の言葉を積極的に聴く「傾聴」の姿勢で行われます。しかし、場合によっては、特別なカウンセリング方法を利用することもあります。いくつかの種類について見ていきましょう。

次の記事でもカウンセリングの種類について紹介しています。ぜひご覧ください。

内部リンク:カウンセリング 種類

認知行動療法

ストレスを感じている状況について、どう認知(意識)し、どう行動するかを分析し、悪循環を断ち切る心理療法を「認知行動療法」といいます。

例えば専業主婦が夫に「今日は何をしていたの?」と尋ねられると、「一日暇だったのだろう」と夫から責められているような気持ちになると悩んでいるとしましょう。この場合は「今日は何をしていたの?」という問いかけを「自分への叱責」と捉える認知が、ストレスの原因になっていると考えられます。

例えば、パートナーの言葉を叱責と認知するのではなく、健康を気遣ってくれる言葉と認知すれば、「今日は何をしていたの?」という言葉を聞く度に「心配してくれてありがとう」という感情が生まれるかもしれません。認知を変えることで、「黙り込む」という行動ではなく「ありがとうと答える」という行動に変えていき、ストレスを感じる状況そのものを変えていけることがあります。

なお、認知行動療法は、現実を認識する能力に障害が生じる統合失調症の人や、完璧でないと気が済まないために自分を追い込みがちなうつ病の人に用いられることもあります。

EMDR

過去に衝撃的な出来事があったとき、そのときの記憶が強く脳内に残ってしまうことがあります。良いことならば問題はありませんが、つらい記憶、悲しい記憶として残っているときはトラウマとなることがあるでしょう。

「EMDR」は眼球運動により、トラウマとなった記憶を、つらさや悲しさを伴わない通常の記憶に変えていく心理療法です。特別な訓練を受けた専門家によって行われます。思い出したくない出来事をカウンセラーに話す必要がないため、利用者にストレスを与えにくい方法と言われています。

グループ・カウンセリング

カウンセラーと一対一ではなく、グループでカウンセリングを受けることもできます。同じ悩みを抱えている人が集まることで、共感を得たり、悩みについての対処法を考えるきっかけとなったりすることがあります。また、あえて異なる悩みを持つ人と集まり、自分自身の思いや悩みを客観的に見る方法もあります。

心理検査

統計的分析によって作成された「心理検査」を用いて、利用者が自分の性格や今後の対処法を分析する指針を得ることもできます。例えば、特定の心理検査において「得点が高い人は物事に対してネガティブに反応する傾向がある」ことが分かっている場合は、その検査を用いて利用者にそういった傾向があるかどうかを理解することができるでしょう。

箱庭療法

「箱庭療法」とは箱の中に様々なおもちゃなどを用いて庭をつくっていき、利用者の深層心理を分析する心理療法です。大人も利用しますが、言葉を使わずに利用できるので、まだ言語能力が十分に発達していない子供も利用できます。不登校の子供に向けた方法として利用されることもあります。

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様々なカウンセリングの種類がありますが、好きな時間に何度でもカウンセラーと連絡を取りたい方は、チャット形式によるカウンセリングを利用できます。

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定額で使い放題のサービスで、契約期間内であれば追加料金なしに何度でもカウンセラーにメッセージすることが可能です。カウンセラーからの返事は、週に2日の休みを除いてメッセージを送ってから12時間以内に受け取れます。24時間365日いつでもメッセージを送れるので、カウンセラーに伝え忘れたことがあったときや、思い悩んで眠れなくなったときなど、気兼ねなく想いを吐露できるでしょう。(※2021年5月8日時点での情報です。)

Unlace(アンレース)

悩みに合った方法でカウンセリングを受けましょう

悩みの種類や利用者の性格によって、適するカウンセリングの方法は異なります。何度かカウンセリングを受けてみて効果を感じなかった場合でも、別の方法であれば気持ちが楽になるかもしれません。紹介した方法以外にもいくつか種類はありますので、まずはカウンセリングサービスで相談できるでしょう。

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