カウンセリングを無料で受けられる電話サービス6選。利用時の注意点も解説
日々の仕事やプライベートで悩みを抱え、悩みや不安の解決のためにカウンセリングを検討しているものの、顔を出して相談はしづらいという人もいるでしょう。そのような人の「電話で受けられるカウンセリングはないのか」「できれば無料でカウンセリングを受けたい」といった希望にお答えすべく、カウンセリングを電話かつ無料で受けられるサービスを6つご紹介します。さらに、初めて電話カウンセリングを受けるという人向けに、電話カウンセリングを受ける際の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
カウンセリングを無料で受けられる電話サービス
まずは、カウンセリングを無料で受けられる電話サービスをご紹介します。
- 厚生労働省の電話相談
- 働く人の「こころの耳電話相談」
- こころのほっとライン
- 働く人の悩みホットライン(JAICO)
- NPO法人よつば
- よりそいホットライン
上記6つのカウンセリングサービスについて、1つずつ詳しく解説していきます。(※以下、2021年3月25日時点での情報です。)
厚生労働省が紹介している電話相談
厚生労働省のホームページでは、様々な電話相談の窓口を紹介しており、相談窓口は以下のとおりです。
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
- #いのちSOS:0120-061-338 受付時間12~22時
- よりそいホットライン:0120-279-338※岩手・宮城・福島から0120-279-226 24時間対応
- いのちの電話:0570-783-556(ナビダイヤル)受付時間10~22時 0120-783-556(フリーダイヤル)受付時間16~21時※毎月10日8~20時
- チャイルドライン:0120-99-7777 受付時間16~21時 ※18歳までの方対象
- 子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち):0120-0-78310 24時間対応
- 子どもの人権110番:0120-007-110 受付時間8時30分~17時15分
このように、専門の相談窓口で様々な悩みについて相談できるようになっています。ご自身の悩みの種類に応じて、適切な相談先を選んでみてください。
働く人の「こころの耳電話相談」
働く人の「こころの耳電話相談」は、全国の労働者・企業の人事労務担当者からの悩み相談を受け付けているサービスで、2015年12月より実施されたストレスチェック制度の一環として行われています。
こころの耳電話相談では、下記のような内容を相談することが可能です。
- こころの悩み
- 人間関係の悩み
- 仕事に関する悩み
- 長時間労働による健康への影響
- 事業場の健康管理状況について
- ストレスチェック制度について
- 職場でセクハラを思われる言動をされた
- 職場でマタハラと思われる言動をされた
- 職場でパワハラと思われる言動をされた
このように、仕事や職場環境に関する悩みであれば何でも相談できるようになっています。相談対応時間は土曜日・日曜日の10時〜16時、月曜日・火曜日の17時〜22時で、それ以外の時間は自動応答メッセージが流れます。
こころのほっとライン
こころのほっとラインは、NPO(特定非営利活動法人)が運営する、無料電話悩み相談サービスです。こちらのサービスでは、NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア公認のカウンセラーによるカウンセリングを受けることが可能です。無料で相談ができるのは1回の電話に付き20分までで、予約不要・匿名・無料で相談できます。
事前に予約しておくことで、1回につき50分の電話対応をしてもらえる「お話パートナー」というサービスを受けられます。このお話パートナーに関しては、1回につき3,000円+手数料の料金が発生します。
働く人の悩みホットライン(JAICO)
「働く人の悩みホットライン(JAICO)」は、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が運営する電話カウンセリングサービスです。職場、暮らし、家族将来設計など、働くうえでのさまざまな悩みを相談できます。相談は1人1日につき、1回30分まで可能です。
NPO法人よつば
「NPO法人よつば」は、パートナーの浮気・不倫や結婚・恋愛詐欺、ストーカーや親族の離婚問題などを中心に電話で相談できるサービスです。その他にも、金銭トラブルや不動産投資、保険請求に関する相談も用意されており、生活における様々な悩みを相談できることが特徴です。
この記事で紹介している他の無料電話相談とは違い、1回の電話当たりの時間制限は設けられていません。したがって、時間を気にすることなく自分の抱えている悩みをゆっくりと伝えられるメリットがあります。
よりそいホットライン
「よりそいホットライン」は、生活のこと・仕事のこと・お金のこと・病気のことといった暮らしに関するお困りごとはもちろん、外国語での相談にも対応しているカウンセリングサービスです。その他にも、家庭内暴力・性暴力・同性愛に関する悩みや、自殺を考えるほどの悩みなど、どんな悩みに対しても寄り添って一緒に解決する方法を探してくれます。
電話でカウンセリングを受ける際の注意点
ここまで、無料で電話カウンセリングを受けられるサービスを紹介してきました。電話でのカウンセリングは、顔を出すのに抵抗がある人にとっては気軽に相談しやすいなどのメリットがあります。
メリットはある一方で、電話カウンセリングならではの注意点もあります。カウンセラーは相談者の表情を見ることができないため、表情から読み取れる情報なしで会話することになります。カウンセラーはコミュニケーションのプロであるため、声色だけでも適切な判断ができるように努めてくれますが、どうしても相談者の意図が適切に伝わらないこともあるでしょう。
こうした特徴を押さえて、相談者は、対面でのコミュニケーションよりも丁寧に想いを伝える努力をすると良いでしょう。
カウンセリングはチャット形式でも可能
電話でのカウンセリングも便利ではありますが、さらに気軽にカウンセリングを受けたいという人は、チャット形式のカウンセリングがおすすめです。チャットカウンセリングは、その名の通りチャットを使ってカウンセラーに相談するサービスであり、場所を選ばないことはもちろん、メールよりも気軽に利用できることが特徴です。自分の気持ちや悩みを伝えたいと思ったタイミングで、時間や場所の制約を受けずにカウンセラーに伝えられるというメリットがあります。
チャット形式のカウンセリングサービスは多く存在しますが、その中でも「Unlace(アンレース)」を利用してみてはいかがでしょうか。
Unlace(アンレース)は、精神科医や公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。有資格者のカウンセラーのみが在籍しており、料金は毎回発生するのではなく、カウンセリング期間内の定額制となっているため、相談のたびに金銭的な負担を考える必要もありません。
オンラインでのカウンセリングでは効果を実感しにくいと考えている人も多いかもしれませんが、オンラインと対面でのカウンセリングの効果に差はないという研究結果も出ています。無料の電話カウンセリングサービスを利用すると同時に、チャット形式で相談ができるUnlaceの利用も検討してみてはいかがでしょうか。メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。
Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。
参照:「Client Satisfaction and Outcome Comparisons of Online and Face-to-Face Counselling Methods」
自分に合ったカウンセリング方法を選びましょう
無料でカウンセリングを受けられる電話サービスや注意点を紹介しました。電話でのカウンセリングは、対面ではうまく話せる自信がない人でも利用でき、顔を出すことなく相談ができるメリットがあります。顔を出さずに、自分の声でカウンセラーに想いを伝えたいという人は、まずは無料の電話相談サービスの利用を検討してみると良いでしょう。
また、ご自身の状況や悩みに合わせて、文字だけのやり取りでカウンセリングを受けられるチャット形式のカウンセリングサービスも便利です。時間や場所に縛られることなく、カウンセラーに連絡したいタイミングで連絡できるUnlace(アンレース)といったチャットカウンセリングサービスを活用して、悩みや不安の軽減に向けて第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。