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カウンセリングとは

カウンセリングとコーチングの違いとは。自分に合う相談援助サービスの選び方も紹介

2022.0624

誰かに不安や悩みを相談したいときの選択肢として「カウンセリング」や「コーチング」があります。どちらも「今よりも良い状態になるために専門家の助けを得る」という点は同じですが、目的や進め方は全く異なります。この記事では、カウンセリングとコーチングの違いは何か、また、自分に合うのはどちらなのかについて解説します。併せて、手軽に悩みを相談できるサービスについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

カウンセリングの様子

カウンセリングとコーチングの違いとは

カウンセリングもコーチングも、現状をより良くするためのサービスである点は同じです。しかし、次の3点において異なります。

  • 目的の違い
  • 方法の違い
  • 資格の違い

それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

目的の違い

カウンセリングは、悩みや不安などの「解決したい問題がある人」が利用するサービスです。一方、コーチングは、夢や目標といった「達成したい事柄がある人」が利用するサービスです。どちらも「今よりも良い状態にしたい」という目的は同じですが、悩みや不安などの解決を目指すのか、夢や目標の達成を目指すのかという部分が異なります。

方法の違い

カウンセリングでは、利用者が現在どのような悩みを抱えているのかをカウンセラーが傾聴し、どのようになりたいと思っているのかを聞き取ります。そして、カウンセラーは利用者自身が悩みや不安の原因に気づき、改善策や悩みを克服するためのサポートします。カウンセリングは1回で終わらずに、利用者の悩みが解消されるまで、複数回続けることが一般的です。

一方、コーチングでは、最初に利用者が何を目標としているのかを聞き取ります。その後現状を共有し、目標達成のために必要な要素を明確にします。場合によっては複数回に分けて面談し、目標達成をサポートします。

このように、流れに大きな違いはありませんが、目指す方向性が「目標達成」なのか「悩みの解決」なのかという違いがあります。

資格の違い

カウンセリングとコーチングでは、サポート者の資格にも違いがあります。カウンセリングでは、一般的に臨床心理士や公認心理師などの心理資格を保持する人が担当します。一方、コーチングでは、国際コーチ連盟認定コーチなどのコーチング資格を有している人や、コーチングする内容に対し経験をもつ人が担当することがあります。

カウンセリングとコーチングのどちらを受けるべき?

基本的には、解決したい悩みや不安があるときはカウンセリング、達成したい目標があるときはコーチングを受けます。しかし、「すぐにくじけてしまう性格を直して、今年中に資格を取得したい」というように、解決なのか達成なのか分からない場合もあるかもしれません。カウンセリングとコーチングのどちらを受けるか迷った時は、次のポイントをチェックしてみてください。

カウンセリングが適している人

以下のいずれかに該当する人は、カウンセリングに適しているでしょう。

  • 不安を抱えていて辛い
  • ストレスを感じている
  • 自分に自信を持てない
  • 人間関係を良好に保ちたい

次はコーチングが適している人について見ていきましょう。

コーチングが適している人

以下のいずれかに該当している人は、コーチングが適しています。

  • 成果が出したい
  • 何かを成し遂げたいが、何から始めてよいか分からない
  • 挑戦したいことがあるが、うまくいかない
  • 期待されている事柄と現状にギャップがある

このように、具体的に達成したい目標が明らかな場合や、成果を上げたい場合には、コーチングが適しているでしょう。

気軽に悩みを相談したいならチャット形式の「Unlace(アンレース)」

Unlace(アンレース)

悩みや不安を気軽に相談したいときは、オンラインのカウンセリングサービスも利用できます。空いた時間にスマホで気軽に相談したいといった人は、チャット形式でのカウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。

Unlace(アンレース)は、公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。カウンセリングの前に相談内容を入力することができ、悩みに合ったカウンセラーとマッチングし、カウンセリングを受けることができます。

また、定額で何度でもカウンセラーに連絡できるサービスで、メッセージプランの利用中であれば、1回30分のビデオチケットを購入することでビデオカウンセリングも利用することができます。Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。

(※2023年8月1日時点での情報です。)

Unlace(アンレース)

 

 

カウンセリングとその他の相談援助との違い

カウンセリングとコーチング以外にも、相談援助を得られるサービスはいくつかあります。次の3つの相談援助サービスについて、カウンセリングとは何が違うのか見ていきましょう。

  • ティーチング
  • セラピー
  • コンサルティング

それぞれの方法とカウンセリングとの違いについて解説します。

ティーチング

ティーチングとは、利用者が知りたい内容を教えることを目的としたサービスです。ティーチングを行う人の知識や経験を基に、利用者に具体的な提案を行ったり解決方法を教えたりします。利用者が知りたいことを端的に知ることができるのが特徴です。

ティーチングを行うための特別な資格はありませんが、アドバイスする内容について知識・経験がある人からティーチングを受けることが多いようです。

セラピー

セラピーとは、手術や薬を使わない心理的または物理的な療法のことです。例えば心身の「癒し」を目的としたセラピーならば、アロマやマッサージなどの技法を用いて利用者が癒しを感じられるように働きかけます。
なお、セラピーを行う人は、民間のセラピストの資格を持っていることがあります。

コンサルティング

コンサルティングとは、利用者の課題の解決策を提案することです。コンサルタントは利用者から課題や現状を聞き取ったり、調査を行い、課題の解決のためにやるべきことを具体的に提案します。
コンサルティングでは、扱う課題の内容によってコンサルタントに求められる資格が異なります。例えば経営コンサルタントの場合は、MBA(経営学修士)や中小企業診断士などの資格を有していることがあります。また、転職コンサルタントの場合は、キャリアコンサルタントの資格を有することが多いです。

自分に必要なサービスを選びましょう

相談したいことがあるときは、何を相談したいのかによって必要なサービスが異なります。不安やストレスなどの悩みがある人は、カウンセリングを利用すると良いでしょう。オンラインカウンセリングであれば、チャットやビデオなどでカウンセラーに相談できるので、カウンセリングルームに行く時間がない人や対面で人と話すことに抵抗がある人も利用しやすいです。自分に必要なサービスを選び、適切に利用しましょう。

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