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カウンセリングの悩み

カウンセリングに行きたくないと感じるのはなぜ?対処方法を詳しく解説

2021.0716

悩みや不安を解決しようとカウンセリングを利用したいと考えているものの、漠然と行きたくないと感じている人もいるのではないでしょうか。なぜ行きたくないのか自分でも分からず、その理由を知って行動に移したい、背中を押してほしいと思っている人も少なくないでしょう。この記事では、カウンセリングに行きたくないと感じる理由やカウンセリングを受ける際に押さえておくべきことまで詳しく解説します。

カウンセリングに行きたくないと悩む女性

カウンセリングに行きたくないと感じる理由

カウンセリングは本来悩みや不安の解決に向けてヒントを得られる場ですが、行きたくないと感じるのはなぜでしょうか。ここでは、主な理由を5つ解説しますので、自分の感情や置かれている状況と照らし合わせながら確認してみてください。

抵抗感を感じている

カウンセリングに行くことに抵抗感があると、行きたくないと感じるケースが多いです。AIG総研が実施した「働く人々のメンタルヘルスに関する意識調査と今後の論点」では、調査項目のひとつとして「精神科・心療内科やメンタルヘルスへのイメージ」を調査しています。

その調査の中での「精神科・心療内科を受診することに抵抗感を感じる」という質問に対して、半数以上が「そう思う」と回答しました。という結果が出ました。

精神科・心療内科についての質問ではありますが、カウンセリングを含むメンタルヘルスの治療に抵抗感がある人が少なくないといえるのではないでしょうか。

AIG総研「働く人々のメンタルヘルスに関する意識調査と今後の論点 P4」

話すことがない

自発的ではなく、人から勧められてカウンセリングを受けようとしている場合には「話すことがない」と感じて行きたくないと思うことがあるでしょう。

本人がカウンセリングの必要性を感じていなくとも、周りの人が「普段の様子がいつもと違う」「元気がない」といった理由でカウンセリングを勧めることがあります。

そもそもカウンセリングに必要性を感じていないと、カウンセリングに行っても話すことがないと感じることがあります。その結果、話すモチベーションが湧かずカウンセリングに行こうとする気持ちにならないでしょう。

カウンセラーを信用できない

カウンセラーは、相談者の悩みや不安に寄り添うプロです。しかし、プロとはいえ相談者と同じ人間でもあります。

カウンセリングは人間同士のコミュニケーションであるため、性格や考え方などの相性がカウンセラーと合わないこともあるでしょう。カウンセリングを利用する前に、カウンセラーを信用できていないと、自分の気持ちを伝えようと思えず、カウンセリングに行きたくないと感じる場合があります。

カウンセリングに行く時間がない

仕事や学業、育児などさまざまな理由でカウンセリングに行く時間がないと、カウンセリングに行くことが負担に感じやすいです。

カウンセリングに通う回数には個人差があり、悩みや不安を改善するためには複数回通わなければならない場合も多くあります。忙しい中でカウンセリングのために時間を確保しようとすると、「カウンセリングに行く時間を作らないと」「忙しいけどカウンセリングに行かないと」という思いが生まれ、心理的な負担になるでしょう。

悩みや不安に向き合うのが辛い

カウンセリングでは、辛い経験やネガティブな気持ちに向き合うことが必要な場合もあります。辛い経験をカウンセラーに話すことが嫌で、カウンセリングに対して後ろ向きになる人も多いです。

悩みや不安を解決するために自分の気持ちに向き合う必要があっても、ネガティブな感情に向き合うのがあまりに辛い場合には、その辛さを避けるためにカウンセリングに行きたくないと感じることがあります。

カウンセリングの効果とは

カウンセリングに行きたくないという気持ちを解決するためには、カウンセリングの効果を理解することも大切です。効果を知ることによって、悩みや不安を解決できる可能性が見え、前向きに利用を検討できるでしょう。

カウンセリングで期待される効果は、悩みや不安の解決です。カウンセラーに辛い心のうちを聞いてもらったり、適切なサポートを受けたりすることによって、悩みや不安を解決することができます。

悩みや不安を解決する過程では、カウンセラーのサポートにより自分の気持ちを言語化することによって悩みの原因に気づいたり、他者から気持ちを理解してもらう経験を得られたりします。

カウンセリングの効果を理解した上で、利用を検討しましょう。

カウンセリングを受ける際に理解しておくべきこと・ポイント

カウンセリングに行きたくない場合は、カウンセリングの捉え方を変えたり、適切なカウンセラーやサービスを選んだりすることで、その気持ちが解消される場合もあります。ここでは、カウンセリングに受ける際に理解しておくべきポイントを4つ解説します。カウンセリングについて正しく理解した上で利用を検討しましょう。

関連記事:カウンセリングとは。効果・目的・受けられる場所・注意点を詳しく解説

即効性を期待しない

カウンセリングの効果は、すぐに実感できるとは限りません。もちろんすぐに効果を感じられる場合もありますが、カウンセリングを継続してはじめて効果を感じられる場合もあります。

一度のカウンセリングだけで「効果がなかった」と利用を止めるのではなく、できる限り続けるようにしましょう。

効果が出るまでには個人差がある、継続することで効果を期待できると考えることによって、「行きたくない」という気持ちが小さくなり、カウンセリングに対して前向きになれるはずです。

無理に話す必要はないと理解する

カウンセリングでは、カウンセラーに全てを話さなければと考えている人も多いかもしれません。しかし実際は、無理に全てを話す必要はなく、話せることを伝えるだけでも十分です。

自分の悩みや不安に向き合うのは辛さを伴う場合もあります。そのため「行きたくない」「今は話したくない」という気持ちを持つことは悪いことではありません。そのような自分の気持ちを認めた上で、話せることから自分の言葉で素直に気持ちをカウンセラーに伝えましょう。

自分に合ったカウンセラーを選ぶ

カウンセラーを信頼できていないことが原因で、カウンセリングに行きたくないと感じる場合もあります。

気持ちを相談したいと思えるカウンセラーを選ぶことが大切です。自分に合ったカウンセラーを選ぶことによって、より的確なカウンセリングを受けられる可能性が高く、カウンセリングに行きたくないという気持ちが小さくなるでしょう。

いざカウンセリングを利用してみて、次回のカウンセリングに行きたくないと感じる場合もあります。行きたくない理由がカウンセラーへの不信感や怒りだとしても、すぐに変更するのは避けた方が良い場合もあります。時にはカウンセリングで悩みや不安の解決に向けて辛さやしんどさに向き合う必要があり、カウンセラーへのネガティブな感情が解決に必要なものである場合もあります。十分にカウンセラーと話し合った上で、それでも信用できない、気持ちを素直に話せないとなった場合にカウンセラーを変更することをおすすめします。

オンラインのカウンセリングも検討する

仕事や学業などでカウンセリングルームに通う時間がない人は、オンラインカウンセリングの利用を検討しましょう。オンラインのカウンセリングは、ビデオ通話や電話、チャット・メールといったコミュニケーション方法でカウンセラーに相談できます。パソコンやスマートフォンがあれば自宅で利用できるので、カウンセリングルームへ通う時間がないことを理由にカウンセリング行きたくないと感じている人でも使いやすいです。

コミュニケーションの方法にもそれぞれにも特徴があります。ビデオカウンセリングでは、自宅でも画面越しにカウンセラーと顔を合わせて相談可能です。オンラインでも表情や声色を伝えながらカウンセラーに相談したい人に向いています。

電話カウンセリングは、音声通話で相談できるカウンセリングです。カウンセラーに表情は伝わらないものの、声で気持ちを伝えられます。顔を出すのは避けたいが会話を通して相談したい人や、文章で気持ちを伝えるのが苦手な人におすすめの方法です。

チャット・メールカウンセリングは、チャットまたはメールを用いて文章だけでカウンセングを利用できます。声を出す必要がないので、他の人がいる空間でも相談しやすいです。カウンセラーとのやり取りを後から振り返ることができることもメリットでしょう。

自分に合ったコミュニケーション形式でカウンセリングを選ぶことで、行きたくない気持ちが解消されることもあります。

学校・会社に行きたくない時はカウンセリングを受けるべき?

何らかの理由で学校や会社に行きたくない場合に、カウンセリングを受けるべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。

学校や会社に行きたくないのには、人それぞれに異なる理由や状況があるため、一概にカウンセリングに行くべきとは言えません。ただし、以下の項目に当てはまる場合にはカウンセリングを受けることを検討してみましょう。

  • 気持ちが張りつめている
  • 神経質になっている
  • 何か悪いことが起こらないかと心配している
  • 悩みを抱えている
  • 他の人のように幸せだったらと思う
  • 問題が後から出てきて、どうにもならないと感じる
  • つまらないことを心配しすぎる
  • 自信がない
  • 危険や困難を避けて通ろうとする
  • 何かで失敗するとがっかりして、そのことが頭を離れない

常に緊張感があったり、神経質になっていたりするなど、心に余裕がない場合は一度カウンセリングを受けてみることをおすすめします。その他にも、必要以上にネガティブになってしまう、自信を失っているという場合にも、カウンセリングが必要なケースが多いです。

通いにくい場合はオンラインカウンセリングの「Unlace(アンレース)」

Unlace

カウンセリングに通いにくい人は、オンラインカウンセリングを利用してみましょう。オンラインカウンセリングにもさまざまなサービスがありますが、中でもカウンセリングに通いにくい人にご紹介したいのはチャット形式でカウンセリングができるUnlace(アンレース)です。

Unlaceは、公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。仕事や結婚、対人関係などさまざまな悩みに対応しており、あらゆる悩みを相談できます。

Unlaceではカウンセリング前に相談内容を入力でき、その内容を元に複数のカウンセラーからオファーが届きます。Unlaceではカウンセリング前に相談内容を入力でき、その内容を元に複数のカウンセラーからオファーが届きます。その中から相談したいカウンセラーを選ぶことができるため、自分に合ったカウンセラーに相談することができます。

料金は、2週間からの定額プランとなっており、利用期間中24時間365日いつでも予約なしで連絡可能です。1通1通の料金を気にすることなく、気軽に相談できます。また、メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで130分のビデオカウンセリングを利用することもできます。

Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。(※2023年8月1日時点での情報です。)

Unlace(アンレース)

 

 

自分にとって心地良い方法でカウンセリングを受けましょう

カウンセリングを利用することに抵抗感があったり、話すことがないと感じたり、カウンセラーを信用できなかったりすると、カウンセリングに行きたくないと思う可能性があります。もし行きたくないと感じた場合には、即効性があるものではない、カウンセラーに無理に全てを話す必要はないなどと理解した上でカウンセリングの利用を検討しましょう。

また、カウンセリングではカウンセラーやコミュニケーション形式の相性も重要です。自分に合ったカウンセラーを選んだり、オンラインカウンセリングを検討したりするのも行きたくないという気持ちを解決する方法のひとつです。カウンセリングに行きたくない理由を理解し、自分に合った方法でカウンセリングを受けましょう。

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