子供向けのカウンセリングの効果とは。カウンセリングを受ける方法も解説
子供が学校でいじめを受けて悩んでいる場合や、何らかの原因で引きこもりになってしまっている場合、カウンセリングサービスを利用して悩みを解決してあげたいと考えることがあるでしょう。しかし、実際にカウンセリングを受けることが正解なのか、どのような効果があるのかを知りたい方も多いかと思います。この記事では、子供向けのカウンセリングの効果と、実際にカウンセリングを受ける方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
子供向けのカウンセリングを検討する場合とは
いじめにあったり引きこもりになったりするなど、子供のメンタル面が不安定になっている場合などに、カウンセリングを利用すると良いでしょう。
子供がいじめなどの悩みを抱えている場合にカウンセリングを受けることで、カウンセラーのサポートによって自分と向き合うことができ、自分自身の状態を客観視できるようになります。その結果、悩みの原因に気づくことができ、自分で解決策を見つけるきっかけになります。
引きこもりやいじめに関するカウンセリングについては、下記の記事でも詳しく解説していますので、本記事と併せてご覧ください。
関連記事:いじめに関するカウンセリングを受ける効果とは。おすすめのカウンセリングサービスをご紹介
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子供がカウンセリングを受ける効果
ここからは、子供がカウンセリングを受ける3つの効果を見ていきましょう。
- 子供の状態に応じた対応をプロにしてもらえる
- 自分の感情をコントロールできるようになる
- 内面を見つめて自分で解決策を見つけるきっかけになる
それぞれの効果を順番に解説します。
子供の状態に応じて専門家にサポートしてもらえる
子供がカウンセリングを受けることによって、それぞれの状態に応じて専門家にサポートしてもらうことができます。いじめや引きこもり、友人などの人間関係など、悩みを抱えてしまった背景は子供によって異なります。専門的な知見をもったカウンセラーに対応してもらうことによって、子どもや家族の力だけでは解決できなかった悩みを解決するきっかけになるでしょう。
自分の感情をコントロールできるようになる
カウンセリングを受けることによって、自分の感情をコントロールできるようになる効果もあります。カウンセラーに自分が抱えている悩みや不安を言葉にして伝えることで、客観的の自分を見つめることができます。それによって、自分の様々な感情に気づくことができるようになり、次第に感情のコントロールができるようになります。
内面を見つめて自分で解決策を見つけるきっかけになる
カウンセリングでは、カウンセラーのサポートによって自分自身を見つめていくので、続けていくことで「内省力」が養われます。悩みの原因になっている考え方、行動パターンや環境が何だったかに気づけるようになり、自分で解決策を見つけるきっかけになるでしょう。
子供がカウンセリングを受ける方法
ここまで、子供がカウンセリングを受ける効果などを解説してきました。ここからは、子供がカウンセリングを受ける2つの方法について解説をします。
- スクールカウンセリングを利用する
- 厚生労働省の電話相談を利用する
それぞれの方法を順番に見ていきましょう。
スクールカウンセリング
スクールカウンセリングとは、学校内に設置されているカウンセリングサービスのことで、カウンセラーが児童生徒の心理的な発達を援助してくれます。スクールカウンセラーの約8割が臨床心理士などの資格保有者であり、学校内での悩みや人間関係の悩みを相談できます。
子供一人で相談しなければいけないわけではなく、親と一緒に相談に行くことも可能です。すべての学校にスクールカウンセリングがあるわけではありませんが、通っている学校にスクールカウンセリングがあるようであれば、利用を検討してみると良いでしょう。
小学生や中学生のスクールカウンセリングに関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。
小学生のカウンセリングはスクールカウンセリングを検討!親としてできることも解説
カウンセリングは中学生に必要?おすすめのカウンセリングを親向けも含めて解説
厚生労働省が紹介している電話相談
厚生労働省は様々な電話相談の窓口を紹介しており、抱えている悩みに合わせて専門窓口に相談できる仕組みとなっています。
厚生労働省が推奨している相談窓口は下記のとおりです。
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
- #いのちSOS:0120-061-338 受付時間12~22時
- よりそいホットライン:0120-279-338※岩手・宮城・福島から0120-279-226 24時間対応
- いのちの電話:0570-783-556(ナビダイヤル)受付時間10~22時 0120-783-556(フリーダイヤル)受付時間16~21時※毎月10日8~20時
- チャイルドライン:0120-99-7777 受付時間16~21時 ※18歳までの人対象
- 子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち):0120-0-78310 24時間対応
- 子どもの人権110番:0120-007-110 受付時間8時30分~17時15分
上記の窓口はすべて無料で相談できることも特徴です。
親もカウンセリングを受けることが大切
子供だけではなく、親もカウンセリングを受けることが大切です。カウンセリングを受けることによって、悩みを抱える子供に対する適切な対応ができるようになりますし、子供の成長に関する不安や悩みを軽減できます。
また、子供は親の行動や性格から影響を受けるため、親がカウンセリングを受けて自らを見つめ直して行動を変えるきっかけをつくることで、子供に対して良い影響をもたらすこともあるでしょう。
このように、子供のためには親もカウンセリングを受けることが重要であるため、以降で「親も子供もカウンセリングを受けられるサービス」を紹介します。
親も子供も受けられるカウンセリングサービス
子供だけではなく親も受けられるカウンセリングサービスは下記のとおりです。
- Unlace(アンレース)
- うららか相談室
- KIRIHARE
それぞれのサービスを順番に見ていきましょう。(※以下、2023年8月1日時点での情報です。)
チャットで24時間相談ができる「Unlace(アンレース)」
Unlace(アンレース)は、公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式やビデオ形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングアプリです。資格を持っているカウンセラーのみが在籍しており、24時間365日いつでも連絡できます。
チャット形式でのコミュニケーションでカウンセリングが完結するため、子供に気づかれずにカウンセリングを受けられます。加えて、24時間いつでもカウンセラーに連絡ができるため、仕事や家事・育児等で忙しいときでも、隙間時間を利用してカウンセリングを受けられます。また、1通あたりの料金設定ではなく定額制で利用できることも特徴で、利用1回毎にお金の心配をする必要もありません。メッセージプランの利用中であれば、チケットを購入することで1回30分のビデオカウンセリングを利用することもできます。
Unlaceはカウンセリングだけでなく心理診断やセルフケアのコンテンツもあるため、自分の特性を理解したり悩みを整理しながらカウンセリングを進めることができるのもメリットです。
4つの相談方法を選べる「うららか相談室」
「うららか相談室」は、対面・電話・ビデオ・メッセージの4つの相談方法を選べるカウンセリングサービスです。対面はもちろん、オンラインからでも相談できるようになっています。
また、臨床心理士や社会福祉士・精神保健福祉士など、それぞれの悩み解決の専門家が在籍していることも特徴です。
現役の臨床心理士によるカウンセリングが受けられる「KIRIHARE」
「KIRIHARE」は、医療現場で現役で活躍している臨床心理のカウンセリングを受けられるサービスです。LINEを使ってチャット形式で相談できることに加えて、ビデオ相談のカウンセリングも用意されています。
子供の悩みにはカウンセリングを有効活用して対処しましょう
子供がカウンセリングを受けることによって得られる効果や、親と子供が受けられるカウンセリングサービスを紹介しました。子供がカウンセリングを受けることによって、自分の感情をコントロールできるようになり、自分で解決策を見つけて行動をするきっかけにもなります。
また、子供に対して適切な対応を取れるようにするためにも、親もカウンセリングを受けることが大切だと言えるでしょう。まずはこの記事でも紹介した、親と子供がカウンセリングを受けられる「Unlace(アンレース)」などを利用してみてはいかがでしょうか。