カウンセリングを受けるには

自死遺族にカウンセリングは効果的?利用できるサービスや連絡先も紹介

2021.0705

家族の死は辛いものです。とりわけ自死を選んだ場合には、家族として何かできたことはないのかと自分を責め、さらに辛くなることもあるでしょう。今回は、自死遺族がカウンセリングを受ける効果について解説します。また、カウンセリングの料金目安や利用できるサービスについても併せて紹介します。

遺族のイメージ

自死遺族に対するカウンセリングとは

家族が自死したことで、何に対しても気力が起きなくなったり、眠れなくなったりすることがあります。また、誰とも会いたくないと感じたり、亡くなった家族の思い出につながることを探そうと躍起になったり、反対に家族を連想させる物事を極端に避けたりすることもあるでしょう。

このように、家族が自死したことにより心と体にさまざまな反応(悲嘆反応)が生じるのは自然なことです。しかし一人で思いつめると、より悪い方向に考えが進んでしまうことがあります。自死遺族に対するカウンセリングとは、このような辛い状態を軽減するためのものです。カウンセラーに話すことで、気持ちを整理できることもあるでしょう。ここでは、自死遺族がカウンセリングを受ける効果や目的、カウンセリングの内容等について解説します。

効果と目的

自死遺族へのカウンセリングは、家族の死についての不安や悩みを軽減させるために行われます。カウンセラーが遮ることなく話を聞くことで、利用者は自分自身の気持ちを整理したり、気持ちを軽くするのための気付きを得たりできるでしょう。また、カウンセラーが共感を持って接することで気持ちが軽くなり、前向きな気持ちを持てる効果も期待できます。

料金

カウンセリングは提供される方法によって料金相場が異なります。対面でのカウンセリングの相場は以下の通りです。通常、カウンセラーが所属するカウンセリングルームなどで行われます。

  • 30分:4,900円程度
  • 50分:8,200円程度
  • 80分:13,000円程度
  • 120分:19,000円程度

また、電話によるカウンセリングもあります。カウンセリングルームに行く時間がないときや、カウンセリングルームが遠いときにも利用しやすいでしょう。電話カウンセリングの相場は以下の通りです。

  • 30分:3,800円程度
  • 50分:6,300円程度
  • 80分:10,000円程度
  • 120分:15,000円程度

メールやチャットによるカウンセリングもあります。文章でカウンセラーに伝えたい人に適している方法です。料金相場は、以下の通りとなります。

  • 1通:2,500円程度

次は、カウンセリングの内容について見ていきましょう。

内容

カウンセリングは、相談者とカウンセラーの対話によって進められます。相談者は自分のペースでカウンセラーに悩みや不安を話します。思いがまとまらず話せないときには、無理に話す必要はありません。知識や経験を持ったプロのカウンセラーは、順序立てて話さなくとも辛い気持ちを汲み取ってくれるでしょう。

また、カウンセリングは1回きりで終わらずに、何度か繰り返されることが一般的です。カウンセラーとの信頼関係を築けると、より深い内容を話せるようになるでしょう。カウンセラーに辛い気持ちを話すことで状況を客観的に見ることができるようになり、徐々に不安や悩みを解決できるようになります。

顔を出さずに好きなタイミングでカウンセリングを受けられる「Unlace(アンレース)」

Unlace(アンレース)は、精神科医や公認心理師・臨床心理士といった資格を持ったカウンセラーにチャット形式で相談ができるオンライン完結型のカウンセリングサービスです。チャット形式での相談に特化しており、PCでもスマホでもサービスを利用することができます。

Unlaceは定額で使い放題のサービスなので、契約期間内であれば何度でもカウンセラーにメッセージを送ることができます。、契約期間内であれば追加料金が一切かからず、思い立ったタイミングで何度でもカウンセラーにメッセージを伝えられます。

また、24時間365日いつでも連絡が可能なため、考え込みやすい夜間にメッセージを送ることも可能です。カウンセラーからの返事はカウンセラーの休み(週2日)を除き12時間以内に受け取ることができます。(※2021年4月25日時点での情報です。)

Unlace(アンレース)

カウンセリング以外で自死遺族が利用できる相談先

カウンセリング以外にも、自死遺族が利用できるサービスがあります。日本全国どこでも利用できるサービスを4つ紹介します。(※以下、2021年4月25日時点での情報です。)

全国自死遺族総合支援センター

「全国自死遺族総合支援センター」では、大切な人を自死により亡くした人が、悲しみと向き合い死別の痛みから回復し、自分らしい生き方を再構築するために必要なサポートを提供しています。不定期で全国各所で遺族の集まりを開催したり、電話やメールによる相談を受け付けたりしています。

  • 自死遺族相談ダイヤル:03-3261-4350
  • 利用時間:毎週木曜日11:00~19:00、毎週日曜日11:00~17:00
  • メール相談:wakachiai@izoku-center.or.jp

なお、メール相談の返事は約10日後に届きます。メール相談が混み合うときは、さらに返事が遅れることもあります。

全国自死遺族総合支援センター

全国自死遺族連絡会

「全国自死遺族連絡会」は、自死遺族の交流を深めることで遺族自身が元気に生きていくことを目指しています。全国各所でシンポジウムやカンファレンスを開催したり、定期的な交流フォーラムを開いたりしています。

全国自死遺族連絡会

日本臨床心理士会

臨床心理士の資格取得者が会員として登録する「日本臨床心理士会」では、人々の心の健康向上に寄与するために電話カウンセリングを実施しています。1回30分を目途にして無料で相談することが可能です。

  • 定例電話相談:03-3813-9990
  • 利用時間:9:00~12:00(金曜日)、19:00~21:00(月曜日~金曜日)

日本臨床心理士会

精神科医療

精神科で精神科医に心の問題を相談することもできます。人によって頻度に差はありますが、1~2週間に1回通い、2~3か月で回復を目指します。医師が治療にカウンセリングを必要だと認めたときは、条件はあるものの、医療保険が適用されて1~3割の自己負担で利用できることがあります。

病院やカウンセリングに行くべきか迷った時は?

辛い思いを抱えているときは、1人で抱え込まずに病院やカウンセリングサービスへ相談しようと考えるものの、病院とカウンセリングサービスのどちらを利用すべきか迷うことがあるかもしれません。

悩みや辛い思いを聞いてほしいときは、自分のペースで相談頻度を決められるカウンセリングサービスが良いかもしれません。精神科は1~2週間に1回通うことが一般的ですが、民間のカウンセリングサービスでは、自分に合ったペースで通えます。辛い気持ちが募った時にのみ相談することも可能でしょう。1週間に2回ほどカウンセリングを受けることもあれば、月に1回ほどでも問題ありません。

眠れない、食事ができないなどの症状がある場合は、精神科等の医療機関を受診すると良いかもしれません。医師の判断によっては、投薬による治療も受けることができます。

1人で抱え込まずにまずは相談しましょう

辛い経験をしたときは、時間が癒してくれることもありますが、カウンセリングサービス等を利用して心身の回復を目指すこともできます。定額型のカウンセリングサービスであれば、料金を気にせずに何度もカウンセラーに話すことができるでしょう。1人で抱え込む前に、カウンセラー等に相談してください。

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