引きこもりに関するお悩みの解決なら、顔出し・通院不要のオンラインカウンセリング
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臨床心理士・公認心理師100名が所属しています。こちらではすぐに相談できるカウンセラーを紹介しています。
カウンセリングの目的は、対話を通して相談者のメンタル不調や改善・解決することや、モヤモヤした気持ちの現状を整理することです。 抱えている不安や悩みは相談者によってそれぞれであり、カウンセリングを受けるべき人がはっきり定義されている訳ではないため、「メンタル不調をどうにかしたい」「モヤモヤした気持ちを整理したい」等のどういったことでもご相談ください。
カウンセリングの効果は、数々の実証研究でも確認されています。 理解者ができることで安心感を得られること、対話の中で自己理解が進むことで気づきが得られることによって、自身の行動変容につながり、それが結果としてメンタル不調の改善・解決になります。またオンラインでのカウンセリングにおいても、効果は確認されています。
料金の相場は都内で45~60分のカウンセリングを行うと10,000円前後です。1週間から2週間に1回の頻度で通うことを考えると、月に20,000~40,000円になります。 Unlaceでは1週間の期間からは始めることができ、金額は4,400円です。事前予約が不要で顔出しをせず匿名で利用できるため、お気軽にご相談ください。
引きこもりとは、さまざまな要因によって仕事や学校に行かず、家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上にわたって自宅に引きこもっている状態のことです。
引きこもり状態になってしまう原因は多岐にわたり、年齢を問わずに、誰しもがなり得るものといえます。今回は、引きこもりの定義や原因、脱出のためにできることなどを解説します。
引きこもりとは、仕事や学校に行かず、家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上にわたって1日の大半を自宅で過ごしている状態のことです。子どもから大人まで、幅広い年齢層の人が引きこもりの状態になる可能性があります。
引きこもりは、自分の部屋にとじこもっている状態のみを指すわけではなく、1人でコンビニに買い物へ行ったり、映画鑑賞やドライブなどには行くことができても、家族以外とは交流がない場合は引きこもりとなります。
引きこもりは、精神的な疾患によるものもあれば、ストレスや環境によるものもあり、1つの原因によってあらわれるものではありません。
内閣府が令和5年に公表した「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度版)」によると、15歳から39歳の有効な回答を返した7,035人のうち、144人が広義の引きこもりに該当しました。
また、40歳から69歳については5,214人のうち、155人が該当するという結果になりました。同調査による広義の引きこもりの割合は、15歳から39歳では2.05%、40歳から69歳では2.97%です。
参考:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」 内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度版)」
引きこもりになるきっかけや背景は、さまざまです。統合失調症やうつ病などの精神疾患が原因の場合もあれば、ストレスや環境の変化が影響している場合もあります。
引きこもりになってしまう主な原因としては、以下の5つが挙げられます。
対人関係や親子関係に悩みや問題を抱えている 失敗や挫折などで自信を失った・立ち直れない 生きがいを感じられない・失った 心の病気や不調を抱えている ゲームやネットなどに依存してしまっている
それぞれの内容を解説します。
対人関係での挫折は、引きこもりにつながりやすいとされています。学校でいじめにあう、職場でなじめない、仕事ができず周囲に迷惑をかけてしまうといったことに悩み、引きこもりに至るケースが多いようです。
また、親子関係に問題を抱えるケースも珍しくありません。子どもの言動に対し て否定や説教ばかりする親のもとで育った子どもは、自己肯定感が低くなる傾向があります。
自己肯定感が低い人は「自分は必要とされていない」と感じやすく、引きこもりになりやすいとされています。
受験や就活や仕事などで思うような結果が得られなかったことをきっかけに、引きこもるケースも多くみられます。人生のターニングポイントともいえる受験や就活での失敗は、大きな挫折感につながりやすいため、その後の人生を悲観してしまうこともあるかもしれません。
仕事で失敗し大勢の前で叱責されて心に傷を負う、自身のスキルや能力に関する自信を失うといったことが原因で、引きこもりになることもあります。
生きがいを感じられなかったり、失ったりしたことが、引きこもりの原因になる場合もあります。
生きがいとは、生きるための張り合いをあらわし、「自分はこのために生きている」と思える、生きる原動力のようなものです。生きがいを感じられないと、毎日の生活がむなしく感じられるかもしれません。
やりがいを感じていた仕事での挫折や、最愛の人を失うなどの喪失により、家に引きこもるケースもみられます。また、とくに女性において、結婚や出産を機に退職した後に社会復帰しようとしても叶わず、自信を失い社会との関わりを失くす場合もあります。
統合失調症やうつ病などの病気や発達障害、心の不調なども、引きこもりの原因の一つです。
統合失調症では、妄想や幻聴・幻覚、意欲の低 下などの症状がみられます。うつ病も意欲の低下を引き起こすことが多く、以前は楽しめていたことが楽しめなくなったり、自分に対して過剰な罪悪感を持ちやすくなったりして、外出しにくくなる場合があります。
発達障害は、コミュニケーションを苦手とする、あるいは落ち着きがないなどの特性を持つことが特徴です。それにより学校でいじめにあったり孤立したりするほか、社会人になってからも対人関係でつまずき、引きこもることがあります。
ゲームやネットへの依存は、引きこもりにつながりやすいといえます。現実世界の悩みや苦悩から解放してくれるゲームやネットは中毒性が高く、過度にはまってしまうことがあります。
学校や仕事に行かなければならないのにやめられず、自室にこもってしまったり、昼夜が逆転してしまったりするケースも多くみられます。オンラインで他人と気軽にコミュニケーションが取れるため、寂しさを感じないですむといったことも、はまってしまう要因の一つです。
引きこもりになってしまいやすい人の特徴として挙げられるのは、以下の5つです。
真面目で人に気を遣いすぎてしまう 自己肯定感が低く自信がない 自尊心・プライドが高い 内向的で不満や感情を抑えがち 人目が気になりすぎてしまう
1つずつ解説します。
引きこもりになってしまう人には、真面目で人に気を遣いすぎてしまう人が多く存在します。真面目な人は、周囲の言葉をその通り受け止めてしまう 傾向があるため、精神的に疲弊しやすいといえるかもしれません。
自分に厳しく、完璧主義であることも真面目な人によくみられる特徴で、頑張りすぎてしまうがゆえに自分自身を追い込んでしまいがちです。
また、一度会社や学校を休んでしまうと自分を責めてしまい、さらにプレッシャーを感じ、引きこもりが長期化する可能性もあります。
人に気を遣いすぎてしまう性格の場合、人と接する際には常に気を張っているため、ストレスを感じやすく、なかなか気持ちが休まりにくいかもしれません。ストレスがたまると、人と接触することが苦痛になってくるため、自分1人の世界にこもってしまいやすくなります。
自己肯定感が低く、自信がないと、引きこもりになりやすいといえます。自己肯定感とは、ありのままの自分を好意的に受け止められる感覚のことです。
自己肯定感が低いと、「自分は誰にも必要とされていない」とネガティブな気持ちになったり、ありのままの自分を肯定することが難しかったりするかもしれません。
自信がないと、「自分は何をやっても駄目なのではないか」と、さまざまな場面で消極的になり、何かに挑戦することを避けてしまいがちです。そのため、次第に無力感にさいなまれ、引きこもりになる場合があります。
自尊心やプライドが高いことも、引きこもりになりやすい人にみられる特徴の一つです。プライドが高い人は、他者との比較において自分が常に上でありたいと考える傾向があります。自尊心やプライドが高い人は、優れた存在でありたいという気持ちを持っていることが多いため、少しでも他人から否定されるようなことを言われたり、失敗したりすると心が折れてしまうこともあるようです。
とくに幼少期に失敗の経験が少ない場合、何かに挫折したり失敗したりすると、これまで保っていた自尊心やプライドが粉々にされてしまい、引きこもりになりやすくなります。
引きこもりになりやすい人の特徴として、内向的で不満や感情を抑えがちなことも挙げられます。内向的で不満や感情を抑えがちな人は、辛いことでも我慢して乗り越えることが多く、周囲からは問題を抱えているようにみられにくいかもしれません。
そのため周りからのサポートが受けにくく、日頃抑えていた不満や鬱憤が蓄積されると、いつのまにか引きこもっていたという状況になる可能性もあります。
また、内向的な性格の場合、大勢のなかでうまく立ちまわることを難しいと感じたり、感情を言葉にして伝えることを苦手としていることも考えられます。
自分の気持ちや意思を伝えることが難しいと、対人関係でうまくいかずに引きこもるケースもあります。
人目が気になりすぎてしまうことも、引きこもりになりやすい人の特徴といえます。人目を気にしているのは、自分の評価を過度に意識しているという考え方もできます。
自己評価と周囲からの評価に差があると、自尊心が傷つき、一気に自信を失ってしまうかもしれません。
周囲からの視線や、評価が気になってしまうためストレスを抱えてしまい、誰からも評価を受けなくてすむ自室に引きこもる ようになる場合があります。
そして、一度引きこもりを経験してしまうと、人からどう見られているのかが気になり、ますます外に出られなくなってしまう可能性があります。
引きこもりの生活から脱出するために大切なのは、以下のようなきっかけや働きかけです。
生活習慣を整える 小さな成功体験を重ねて自信をつける 家族と相談し協力してもらう 訪問支援を活用する 就労支援を活用する
1つずつみていきましょう。
生活習慣を整えることは、引きこもりを脱出するために効果的な方法の一つです。昼夜逆転の生活を送ったままでは、社会生活に復帰することは困難と考えられます。
また、昼夜逆転してしまう理由として、「家族と生活リズムをずらすため」「日中に体を動かしておらず、体力が余っていて眠れないため」などが挙げられます。
朝日を浴びて体内時計をリセットしたり、日中適度に体を動かしたりして、夜に良質な睡眠を取れるようにすると良いかもしれません。寝だめをしないように意識するだけでも、効果があるようです。
引きこもりから脱出するためには、小さな成功体験を重ねて自信をつけることも有効な手法と考えられます。引きこもりの期間が長くなればなるほど、自信を失い自己肯定感が下がってしまうことがあります。そのため、いきなり学校や会社に復帰することは現実的ではありません。
「近所に散歩に行く」「電車やバスに乗る」「家族以外と話をする」といった、小さなことからできることを増 やしていくことが大切です。
小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に自信を取り戻せれば、引きこもりから脱出できる日も近づいてくるかもしれません。
家族に抱えている思いを打ち明けて、協力してもらうことも選択肢の一つです。他人には心を閉ざしてしまっていても、家族になら悩みや考えていることを吐露できるかもしれません。
誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちがすっきりすることがあります。また、家族に話すことで、家族から医師に相談してもらえる可能性もあります。
引きこもりから脱出するために、訪問支援を受けることも一つの方法です。
訪問支援とは、文字通り自宅に支援員が訪問し、当事者を社会につないでいくサポートのことです。引きこもっている家族をなんとかしようと家庭内で試行錯誤しても、やがて行き詰まってしまい、時間だけが過ぎていくケースは多いといわれています。そのため、第三者からの支援を受けることを検討してもよいかもしれません。訪問支援は、その選択肢の一つです。
訪問支援は、大きく分けて以下の3つがあります。
行政による支援 病院が行う訪問診療 個人や民間団体によるサポート
引きこもりの状態が続くと、家族以外との接点がどんどん失われていくことがほとんどです。訪問支援を受け、家族以外と徐々に人間関係を構築していくことが、コミュニケーション能力を身につけ、自信を回復させられるきっかけとなるかもしれません。
社会復帰への足がかりとして、就労支援を活用すること もおすすめです。アルバイトを始めることもハードルはありますが、実行できれば自信につながり、引きこもりから抜けられる大きなきっかけになるかもしれません。
ただし、いざ仕事を探すとなると、「電話で他人と話すのが怖い」「面接で何を話せばよいのかわからない」といった、悩みや不安が出てくるかもしれません。就労支援を利用すれば、働き出すまでにつまずきやすい小さな問題に対しても、サポートを受けられます。
いきなり本格的に働き出すことは、不安が多いかもしれません。その場合は、就労支援のサービスを利用して、企業の見学や体験から始めることもできます。
身内が引きこもっているとき、家族ができるサポートとして、次の3点があります。
話しやすい場や環境を作り、相手の話を聞く 生活リズムの乱れに気をつける 親や家族の不安な姿を見せない
順番に解説します。
まず、家族に求められるのは、話しやすい場や環境作りを心がけ、相手の話に耳を傾けることだといえます。引きこもりの家族の話を聞く際は、横槍を入れたり責めたりすることなく、その意見を尊重することが大切です。
引きこもりの状態である場合、うまく話せないこともあるかもしれません。厳しい口調で問い詰めることはしないように心がけると、スムーズに話せることもあります。
また、引きこもりをしている本人は、罪悪感を覚えていることも多いようです。そのような気持ちを抱えている相手のいうことを、頭ごなしに否定したり、一方的なアドバイスをする のは逆効果といえます。
家族がその他にできることは、安心してそこにいられる環境を作ることです。家族としては、早く引きこもり状態を脱してほしいという気持ちになるのは無理もありません。
しかし、引きこもりの家族に対して、別の家族が「こうしてほしい」と思うように、相手もまた「自分はこうありたい」という気持ちを持っています。
自信を失っている相手にプレッシャーをかけることで、本人の抱える苦しみがさらに大きくなってしまうこともあるかもしれません。まずは、相手がどのような状態でも肯定的に受け止めていることを伝え、安心感を得られるように努めることが求められます。
引きこもりの場合、昼夜逆転など、規則正しい生活リズムを崩しているかもしれません。
引きこもりの原因となった精神的なショックが癒えて、再び登校や出社できる状態になっていたとしても、生活リズムが戻らないために、引きこもりが続いてしまうケースも考えられます。
毎朝、同じ時間に起床しカーテンを開けて朝日を浴びる、なるべく朝ご飯を食べる、夜にゲームやスマートフォンを使いすぎず早めに布団に入るなど、生活リズムが整うように促せるとよいかもしれません。
親や家族が不安な姿を見せないことも、重要なポイントです。引きこもりをしている本人が、「自分のせいで家族が悩んでいるかもしれない」と罪悪感をもつケースは、珍しくありません。
家族が不安や焦りを口にしなくても、気持ちが伝わりプレッシャーに襲われる場合もあります。
引きこもりをしたくてしている人はいないといわれるように、なんらかの原因があって引きこもりの状態になっていることがほとんどです。引きこもりをしていることに罪悪感を抱えている相手にプレッシャーを与えてしまうと、さらに追い込んでしまう可能性もあります。
そのため、家族は本人に対して不安や焦りを吐露せずに、元気な姿を見せることが望ましいでしょう。
家族も将来の不安に悩み、疲れ切っているかもしれません。 しかし、そのような生活でも家族自身も楽しみを見いだし、笑顔を見せることで安心感をもたらします。同じ経験をしている親の会などに参加すれば、これまで話せてこなかった胸の内を話すことで、心が癒やされるかもしれません。
また、引きこもりに関する勉強会や講演会などを、無料で開催している行政機関も多くあります。情報を集めたり体験談に触れたりすることで、気持ちが楽になることもあるかもしれません。
引きこもり状態からの脱出を支援する手立てとして、カウンセリングという選択肢もあります。カウンセリングでは、「引きこもりから抜け出す方法がわからない」「不安や憂鬱な気持ちがある」といった悩みや、直面しているあらゆる問題について相談できます。
公認心理師や臨床心理士など、専門性が高い資格を持つカウンセラーに相談することで、気持ちや思考が整理され、解決の糸口を見つけるためのサポートを受けることができます。さらに、カウンセラーと対話を重ねながら、解決に向けて問題点を客観的に整理できます。
カウンセリングは引きこもりの当事者だけでなく、その家族も受けることができます。家族がカウンセリングを受けることで、接し方の気づきを得るほか、家族の今後を不安に思う気持ちを軽くすることができます。
Unlaceのようなオンラインカウンセリングサービスであれば、チャット形式で相談ができるため、家にいながら、家族の目を気にすることなくカウンセリングを受けられます。登録カウンセラーは、公認心理師、臨床心理士のみで構成されており、引きこもりに関する相談経験豊富なカウンセラーが多数在籍しています。Unlaceでは、24時間365日いつでもカウンセラーにチャット形式で連絡できるため、眠れない夜でもすぐ気持ちを吐き出すことができます。
引きこもりとは、6か月以上にわたって1日の大半を自宅で過ごし、社会との交流をほとんど持たない状態のことを指します。
引きこもりの原因は、ストレスや環境によるものや、精神的な疾患によるものなどさまざまで、誰しもがなり得るものと理解するのが大切です。
引きこもりから脱出するには、焦らずにゆっくりと対処していくと良いかもしれません。生活習慣を整えたり、小さな成功体験をつみ重ねることが大切です。
本人や家族だけで悩みや不安な気持ちを抱え込まず、外部の支援やUnlaceのカウンセリングサービスを活用してみましょう。