性被害に関するお悩みの解決なら、顔出し・通院不要のオンラインカウンセリング
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臨床心理士・公認心理師100名が所属しています。こちらではすぐに相談できるカウンセラーを紹介しています。
カウンセリングの目的は、対話を通して相談者のメンタル不調や改善・解決することや、モヤモヤした気持ちの現状を整理することです。 抱えている不安や悩みは相談者によってそれぞれであり、カウンセリングを受けるべき人がはっきり定義されている訳ではないため、「メンタル不調をどうにかしたい」「モヤモヤした気持ちを整理したい」等のどういったことでもご相談ください。
カウンセリングの効果は、数々の実証研究でも確認されています。 理解者ができることで安心感を得られること、対話の中で自己理解が進むことで気づきが得られることによって、自身の行動変容につながり、それが結果としてメンタル不調の改善・解決になります。またオンラインでのカウンセリングにおいても、効果は確認されています。
料金の相場は都内で45~60分のカウンセリングを行うと10,000円前後です。1週間から2週間に1回の頻度で通うことを考えると、月に20,000~40,000円になります。 Unlaceでは1週間の期間からは始めることができ、金額は4,400円です。事前予約が不要で顔出しをせず匿名で利用できるため、お気軽にご相談ください。
性被害を受けた経験があると、そのときだけではなく、その後もトラウマとして悩みを抱えてしまうことがあります。そこで、本記事では性被害の現状やトラウマについて、主な症状などを踏まえながら解説します。
性被害に関する悩みの相 談先やサポートを受けられるサービスもご紹介するため、解決に向けて検討されている方はご参考ください。
性被害とは、自分が望まない性的行為のことであり、被害者の尊厳を踏みにじるものです。同意がない、対等ではない、または強要された性的行為はすべて性暴力であり、重大な犯罪行為だといえます。
一方で性被害は珍しい話とも言い切れず、被害を受けた場合、その後も自己嫌悪などを感じて打ち明けられないことで、被害が表面化しにくいという特徴があります。しかし、どんな状況であっても、性被害は加害者に責任があります。
2020年度に内閣府の男女共同参画局が調査したデータによると、無理やり性交されるなどの性被害を受けたことのある女性は約14人に1人だとされています。性暴力の加害者は、配偶者や交際相手、職場の関係者など、被害者の知人であるケースが大多数です。
また、女性だけではなく、男性も被害にあっています。先述のデータによると、女性も男性も性被害に関してほかの人には相談できないまま、自分だけで悩みを抱えているケースが多いようです。
受けた性被害のトラウマがずっと消えず、「人と接するのが怖い」「ほかの人にこの気持ちをわかってもらえない」と感じている方もいるかもしれません。
そういった方のために、さまざまな支援があります。悩んでいる方は、後述する相談先に相談してみると良いかもしれません。
令和3年度上半期における「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」への相談件数は、前年度同期と比較すると約1.3倍に増加しています。
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターへの相談件数を見てみると、令和2年度上半期で23,286件、令和3年度上半期で29,425件もの相談があったようです。
また、強制性交等・強制わいせつの認知件数も増加傾向にあります。
「トラウマ」とは、過去の体験による「こころの傷」「心的外傷」のことです。性暴力などの犯罪被害にあってしまうと、長い期間そのことが原因でこころの傷が残ってしまうことがあります。
直接被害にあった方だけではなく、身近な方がその被害を受けたと知った場合にもトラウマは起こりえます。また、PTSDとはトラウマになるほどの経験をした後に、長期間日常生活に支障をきたすような心身の症状が現れることです。
ここでは、トラウマやPTSDについて詳しく解説します。
トラウマとは、つらいできごとを体験したあとに残ってしまう強烈な心的外傷、つまりはこころの傷のことです。
トラウマになるような犯罪被害などの体験を、「外傷体験」と呼びます。この外傷体験には、性被害のほかにも、大きな災害や事故、戦争、家庭内暴力、児童虐待、いじめなどが含まれます。
自分の身体の安全がおびやかされたり、悲惨な場面を目撃したり、家族や恋人などの身近な方が残酷な目にあったと知ったりすることで、外傷体験となります。
外傷体験があると、強い恐怖心やどうしようもできない無力さを感じ、トラウマ反応を引き起こしてしまうことがあります。
PTSD(外傷後ストレス障害)とは、トラウマになるような経験後、長期間にわたって日常生活に支障をきたすほどに心身の症状が現れる反応のことです。トラウマを経験、または目撃することなどで発症し、その後フラッシュバックや悪夢を見る、否定的な思考になるなどの症状が長期間持続する状態を指します。
強烈な心的外傷、つまりトラウマになるようなつらい体験をしたあとは、PTSDではなくとも多くの人は気持ちが不安定な状態になりやすいといわれています。
1か月以上経過してもその状態が回復しないようであれば、PTSDを発症している可能性があります。また、1か月以内であるものの日常生活に支障が出ている場合には、ASD(急性ストレス障害)を発症しているかもしれません。
実際にPTSDになっているかどうかは、精神医学的な診断基準をもとにした専門医の問診によって診断されます。
PTSDなどの反応は、強いストレスを与えるできごとによって発症するものです。とはいえ、同じような経験をしたとしてもPTSDを発症しない方がいるなど、反応はその方によって異なります。
性被害を受けたことによるトラウマによって、下記のような影響がでることがあります。
感情のコ ントロールが難しくなる 身体への影響が現れる 社会生活に支障をきたす フラッシュバックなどのPTSDの症状が現れる
性被害によるトラウマを抱えていると、それに関連する情報すべてをシャットアウトしたくなるかもしれません。しかし、自分の身に起こっているのがどのような反応なのかという理解を深めることで、回復につなげていける可能性があります。
それでは、どのような症状が起こりやすいのかを解説します。
性被害によるトラウマがあると、感情のコントロールが難しくなる場合があります。たとえば、以下のような状態を経験することがあります。
強い恐怖心や不安を感じる ひどく落ち込む 逃げられなかったことへの自責の念に苛まれる 感覚や気持ちが麻痺して何も感じられなくなる 現実感がないように感じる 何をしても楽しいと思えない 突然強い怒りが湧く イライラしやすくなる
性被害にあってしまうと、「あのときにもっとこうしていれば」と思って必要以上に自分を責めてしまうこともあります。
性被害にあってしまうと、眠れない、食べられないなど身体症状が現れることがあります。
たとえば、以下のような症状が起こりえます。
不眠 食欲低下 頭痛やめまい 吐き気 下痢や便秘、腹痛 背中や腰の痛み 手足の倦怠感 のどの圧迫感や呼吸困難感 動悸 過呼吸発作
このように、性被害のトラウマによって、精神的なものだけではなく様々な身体的不調が出る場合があります。
性被害のトラウマによって、外出が怖い、人と接す るのがつらいなどと感じて、社会生活に支障をきたしてしまう場合もあります。
たとえば、以下のようなことが起こりえます。
仕事や学校に行けなくなる 誰のことも信用できなくなる 親しかった方との関係を疎遠にしてしまう 孤立感を深め、劣等感を感じてしまう フラッシュバックを恐れて、新聞やテレビを観られなくなる 今まで好きだったものに興味がもてなくなってしまう
これらの症状が現れると、思うように今までどおりの生活ができなくなってしまうかもしれません。
性被害のトラウマが長期間続くことによって、PTSDの症状が現れる可能性もあります。
PTSDによって現れる症状には、大きく分けると以下の3つがあります。
侵入(再体験)……当時の記憶が突然フラッシュバックする 回避症状……トラウマ体験に関連する物事や状況を避ける 認知(考え方)と気分の陰性の変化……自分や周囲の世界が以前とは変わってしまったように感じる 覚醒度と反応性の劇的な変化……緊張したりイライラと落ち着きがなくなったりする
それでは、PTSDの具体的な症状について解説します。
・侵入(再体験) PTSDの症状のひとつが、「侵入の症状」や「再体験の症状」と呼ばれ、突然当時の記憶がフラッシュバックしてしまいます。
自分の意思とは関係なく、当時の強い衝撃を感じるできごとを強制的に思い返してしまうため、頭のなかに勝手に侵入されるような感じだと表現されています。
侵入(再体験)は、睡眠時や仕事中、散歩中など、さまざまなシーンで起こります。侵入によって、気持ちが動揺したり、冷や汗や動悸といっ た身体の症状が出たりします。
・回避症状 回避症状も、PTSDの症状のひとつです。回避症状とは、ショックなできごとがあったときに、トラウマ体験に関連する状況や物事を避けようとする反応を指します。強い衝撃を感じるできごとを脳が覚えていて、危険を避けるために関連するものを避けようとする症状です。
性被害のトラウマによって回避症状がある場合には、加害者と似た背格好の方や性被害を受けた場所や似た場面を避けようとすることがあります。
・認知(考え方)と気分の陰性の変化 認知(考え方)と気分の陰性の変化も、PTSDによって現れる症状のひとつです。トラウマ体験をきっかけに、自分や周囲の世界がネガティブに変わってしまったように感じてしまうことを指します。
たとえば、以下のような症状です。
今までとはものの見方が変化する 肯定的な感情が継続しない 他人は信用できないと感じる 感情のコントロールが難しい
これらの症状があると、他人との関係構築が困難になるなど、日常生活に影響が出る可能性があります。
・覚醒度と反応性の劇的な変化 また、危険を察知するセンサーが過敏に反応してしまう、過覚醒の症状も起こりえます。過覚醒の症状とは、どこにいても安全だと判断できなくなってしまい、常に神経が張りつめ、緊張したりイライラと落ち着きがなくなったりする症状です。
この症状があると、PTSDによる影響がなかったころよりも著しく過敏な反応をしてしまいます。緊張を和らげようとして、薬物やアルコールに依存してしまうこともあるようです。
性被害による トラウマに関する悩みが続く場合、以下のような相談先があります。
ワンストップ支援センター カウンセリングサービス
もしも被害にあってから間もない場合には、状況に応じて病院や警察へ相談することで、緊急避妊薬を処方してもらえたり、被害状況を把握してもらいやすくなります。
性被害によるトラウマに悩まされている場合は、下記の相談先の利用を検討してみてください。
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターは、被害にあった直後でも、その後しばらく経ってからでも相談できます。
医療機関の受診や、警察での支援・相談などに関するサポートを受けられ、場合によっては同センターのスタッフに同行してもらえるようです。さらに、法律、裁判に関するサポートも受けられます。
被害を受けたあとのこころやからだを回復させるために、必要なことを一緒に考えてもらえるため、まずは相談してみると良いかもしれません。
参考:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター | 内閣府男女共同参画局
性被害によるトラウマに関する悩みについては、心の専門家によるカウンセリングサービスを受けるという選択肢もあります。
被害を受けた場合、「自分に落ち度があった」と感じて、自分を責めてしまうことがあります。カウンセリングでは、カウンセラーが相談者の気持ちや辛さに寄り添いながら、冷静に気持ちを整理するサポートを行うため、性被害によるトラウマ の克服につなげられる可能性があります。
トラウマを抱えている場合、カウンセリングを対面で受けたり電話すること自体を負担に感じてしまうかもしれません。しかし、対面ではなくとも、「Unlace(アンレース)」などのようにオンラインで悩みを相談できるサービスがあります。
被害者本人が主体的な行動を取れなくなっている場合もあるでしょう。多くのカウンセリングサービスでは、被害者本人ではなく家族や身近な方による相談も受け付けています。少しでも早く平穏な生活を取り戻すために、うまくサービスを活用してみると良いかもしれません。
性被害によるトラウマや悩みは、自分だけで抱え込んでしまうことが多いといわれています。
しかし、警察や医療機関、ワンストップ支援センター、カウンセリングサービスなどに相談することで、トラウマの症状の改善や事態の解決のきっかけになるかもしれません。
ワンストップ支援センターやカウンセリングサービスに相談することで、悩みを吐き出す場所ができ、心に寄り添ってもらうことで徐々に回復を目指すことができます。
さらに、「Unlace」などのオンラインカウンセリングサービスであれば、実際にカウンセラーと顔をあわせることなくチャットやビデオで悩みを相談できるため、話すことへの心の負担が軽減されることで、伝えづらいことでも相談できることが期待できます。
1人で悩みを抱え込んで辛い場合は、Unlaceなどのカウンセリングサービスを活用することで、悩みの解決に向けて進むことができるかもしれません。